こんにちは。
四流外資系社員の
安田トーシローです。
このサイトでは、英語苦手歴20年の筆者が
上級者では気づけない英語のポイントを
ド素人目線でわかりやすく紹介します。
英語は中学英語の知識だけで十分だ!
とよく言われますが、実際には、
[not]の使い方1つでも難しいです…
というわけで、英語初心者向けに!
わかりやすく紹介します。
こんなの簡単に訳せるぜ!
という方は多いと思います。
「私はいつもタバコを吸いません。」
という日本語訳になります。
では、次の文はどうでしょうか?
「私はいつも吸っているわけではありません。」
という日本語訳になり、
タバコを吸うけど、いつもではない!
という感じになります。
notの位置が少しずれただけで
全く異なる意味になっています。
ここでは[not]について
詳しく紹介します。
目次
英語の否定not
英語の否定文はnotを使います。
ただ、意外と英語初心者は
翻訳するときに迷うことがあります。
[not]が入った文章を訳すときは
注意が必要です。
- not以降を否定する
この鉄則を忘れずに
日本語訳にします。
これが条件です!
具体的な例文を含めて
以下で紹介していきます。
私はいつもタバコを吸いません。
この文章は初心者でも
簡単に訳せると思います。
not以降を否定するため、
[smoke(タバコを吸う)]を否定して
「タバコを吸いません」になります。
では次です。
私はいつも吸っているわけではありません。
これは先の例文と比べて
[always]の位置が違うだけです。
not以降を否定するため、
[always smoke(いつもタバコを吸う)]
を否定します。
[いつもタバコを吸う]を否定して
[いつもタバコを吸うわけではない]
となります。
つまりタバコは吸いますが、
いつもではないということです。
いい加減に訳していると
この辺がごちゃごちゃになるので
注意が必要です。
英語のnotと一緒に使わない副詞
notと一緒に使わない単語があります。
英語初心者が最低限、
覚えておいた方がいい単語は
2つあります。
(副詞)never
neverは絶対に
notと一緒に使いません。
一緒に使う場合は
[never]ではなく[ever]を使います。
私は絶対にタバコを吸わない。
私は絶対にタバコを吸わない。
このようにeverならnotと使えます。
neverを使えば
notなしで否定文になります。
私は絶対にタバコを吸わない。
このようになります。
(副詞)nothing
nothingはnotと一緒に使いません。
彼は何もすることがない。
彼は何もすることがない。
このように[not]と一緒なら
[anything]を使います。
nothingを使えば
notなしで否定文になります。
彼は何もすることがない。
このようになります。
否定の否定はどうなるの?
先に紹介している通り、
[not]の効力は後の文を否定する
ということでした。
- not以降を否定する
ということは
以下の文はOKでは?
私は絶対にタバコを吸わない……ことはない。
[never smoke(絶対にタバコを吸わない)]
を否定すると
「絶対にタバコを吸わない…ことはない」
となるのでは?
という疑問がわきます。
しかし、英語では
このような使い方をしません。
英語のbe動詞の否定文
英語のbe動詞は動作がない文で使います。
例えば、
[She is beautiful.(彼女は美しい)]
このような文章には動作はありません。
否定文を作るなら
be動詞にnotをつけます。
be動詞の人称別否定一覧
人称 | 単/複 | 日本語 | 主格 | 否定文(be動詞) | 否定文(be動詞) |
---|---|---|---|---|---|
~は、~が | 現在形 | 過去形 | |||
一人称 | 単数 | 私 | I | am not / 短縮形なし | was not / wasn’t |
二人称 | 単数 | あなた | you | are not / aren’t | were not / weren’t |
三人称 | 単数 | 彼 | he | is not / isn’t | was not / wasn’t |
彼女 | she | is not / isn’t | was not / wasn’t | ||
それ | it | is not / isn’t | was not / wasn’t | ||
一人称 | 複数 | 私たち | we | are not / aren’t | were not / weren’t |
二人称 | 複数 | あなたたち | you | are not / aren’t | were not / weren’t |
三人称 | 複数 | 彼ら/彼女ら/それら | they | are not / aren’t | were not / weren’t |
be動詞の否定文の短縮形
現在形は以下のようになります。
- am not → 短縮形なし
- are not → aren’t
- is not → isn’t
過去形は以下のようになります。
- was not → wasn’t
- were not → weren’t
なお!
現在形では[am]だけ短縮形がなく、
【✕】amn’t
とはなりません。
特にNoで答えるとき間違えやすいです。
【〇】No, I’m not.
【〇】No, I am not.
【✕】No, I amn’t.
ついでに、Yesで答えるパターンも見ておきます。
Yesのときamは短縮できません。
【〇】Yes, I am.
【✕】Yes, I’m.
このあたりを間違わないように要注意です。
be動詞の現在形の否定文の例文
上記表の通り、
am、are、isにnotをつけます。
[一人称の単数(I)]は
am notを使います。
[二人称の単数(you)]と
[一、二、三人称の複数(we、you、they)]は
are notを使います。
[三人称の単数(he、she、it)]は
is notを使います。
例文をいくつか紹介します。
私は医者ではありません。
あなたは医者ではありません。
彼は医者ではありません。
彼らは医者ではありません。
なお、youは単数も複数もあります。
もしyouが複数の意味で質問された場合、
答えるときは複数人称になります。
あなた方は医者ですか?
Yes, we are.
No, we aren’t.
be動詞の過去形の否定文の例文
be動詞の過去形の否定では
wasとwereの2種類だけになります。
[一人称の単数(I)]
[三人称の単数(he、she、it)]は
was notを使います。
[二人称の単数(you)]と
[一、二、三人称の複数(we、you、they)]は
are notを使います。
つまり、
現在形のときには、
[一人称の単数(I)]のamだけが単独だったのに、
過去形になると、
[三人称の単数(he、she、it)]と同じく
wasというbe動詞を使うことになります。
例文をいくつか紹介します。
私は医者ではありませんでした。
あなたは医者ではありませんでした。
彼は医者ではありませんでした。
彼らは医者ではありませんでした。
英語の一般動詞の否定文
英語の一般動詞は動作がある文で使います。
例えば、
I think (考える)
I sleep (眠る)
I swim (泳ぐ)
など、体を使うか、頭を使うかは別として
一般動詞には動作があります。
否定文を作るなら
助動詞do/does/didを使いnotをつけます。
一般動詞の人称別否定一覧
人称 | 単/複 | 日本語 | 主格 | 否定文(一般動詞) | 否定文(一般動詞) |
---|---|---|---|---|---|
~は、~が | 現在形 | 過去形 | |||
一人称 | 単数 | 私 | I | do not / don’t | did not / didn’t |
二人称 | 単数 | あなた | you | do not / don’t | did not / didn’t |
三人称 | 単数 | 彼 | he | does not / doesn’t | did not / didn’t |
彼女 | she | does not / doesn’t | did not / didn’t | ||
それ | it | does not / doesn’t | did not / didn’t | ||
一人称 | 複数 | 私たち | we | do not / don’t | did not / didn’t |
二人称 | 複数 | あなたたち | you | do not / don’t | did not / didn’t |
三人称 | 複数 | 彼ら/彼女ら/それら | they | do not / don’t | did not / didn’t |
一般動詞の否定文の短縮形
現在形は以下のようになります。
- do not → don’t
- does not → doesn’t
過去形は以下のようになります。
- did not → didn’t
[n]の次に[‘]をつけます。
これはbe動詞も一般動詞も同じです。
【✕】do’nt
【〇】don’t
一般動詞の現在形の否定文の例文
一般動詞の現在形の否定では
doとdoesの2種類だけになります。
[三人称の単数]だけdoes notを使い
それ以外は全てdo notを使います。
例文をいくつか紹介します。
私は英語を勉強しません。
あなたは英語を勉強しません。
彼は英語を勉強しません。
彼らは英語を勉強しません。
一般動詞の過去形の否定文の例文
一般動詞の過去形の否定は
全てdidを使います。
Iも、youも、heも、weも
全部didなので、迷わずに済みます。
私は英語を勉強しませんでした。
あなたは英語を勉強しませんでした。
彼は英語を勉強しませんでした。
彼らは英語を勉強しませんでした。
まとめ
今回は、[not]について
紹介しました。
notについては
以下の点を注意して
翻訳することが大切です。
- not以降を否定する
[not]については、この一点に尽きます。
be動詞の人称別否定一覧
人称 | 単/複 | 日本語 | 主格 | 否定文(be動詞) | 否定文(be動詞) |
---|---|---|---|---|---|
~は、~が | 現在形 | 過去形 | |||
一人称 | 単数 | 私 | I | am not / 短縮形なし | was not / wasn’t |
二人称 | 単数 | あなた | you | are not / aren’t | were not / weren’t |
三人称 | 単数 | 彼 | he | is not / isn’t | was not / wasn’t |
彼女 | she | is not / isn’t | was not / wasn’t | ||
それ | it | is not / isn’t | was not / wasn’t | ||
一人称 | 複数 | 私たち | we | are not / aren’t | were not / weren’t |
二人称 | 複数 | あなたたち | you | are not / aren’t | were not / weren’t |
三人称 | 複数 | 彼ら/彼女ら/それら | they | are not / aren’t | were not / weren’t |
一般動詞の人称別否定一覧
人称 | 単/複 | 日本語 | 主格 | 否定文(一般動詞) | 否定文(一般動詞) |
---|---|---|---|---|---|
~は、~が | 現在形 | 過去形 | |||
一人称 | 単数 | 私 | I | do not / don’t | did not / didn’t |
二人称 | 単数 | あなた | you | do not / don’t | did not / didn’t |
三人称 | 単数 | 彼 | he | does not / doesn’t | did not / didn’t |
彼女 | she | does not / doesn’t | did not / didn’t | ||
それ | it | does not / doesn’t | did not / didn’t | ||
一人称 | 複数 | 私たち | we | do not / don’t | did not / didn’t |
二人称 | 複数 | あなたたち | you | do not / don’t | did not / didn’t |
三人称 | 複数 | 彼ら/彼女ら/それら | they | do not / don’t | did not / didn’t |
次回は、前置詞onを
紹介します。