こんにちは。
四流外資系社員の
安田トーシローです。
このサイトでは、英語苦手歴20年の筆者が
上級者では気づけない英語のポイントを
ド素人目線でわかりやすく紹介します。
通常の仮定法以外にも
それっぽい表現方法があります!
ということで、英語初心者向けに!
[その他の仮定法]を紹介します。
目次
英語の仮定法は6つ
英語の仮定法は何かというと
名称の通り「仮定」
の話をするときに使います。
英語の仮定法は
大きく分けて6つあります。
- 仮定法過去
- 仮定法過去完了
- 仮定法過去・過去完了混合
- 仮定法未来
- 仮定法現在
- その他の仮定法
今回は前回紹介していない
その他の仮定法を取り上げます。
英語のその他の仮定法
一般的な文法書では仮定法は
仮定法過去と仮定法過去完了
のことを指します。
ここで紹介するのは
単なるIF文なので、
仮定法とは呼ばないかもしれませんが、
あえて紹介します。
ここでは、
その他の仮定法について
以下の2つを紹介します。
- IFの応用ケース
- IF以外のケース
という2種類です。
英語の仮定法 | Ifの応用ケース
こちらはIFを使った仮定の話です。
文法的にIFは[条件節]や[仮定法]
という使い方があります。
とはいえ、結局は
[条件に合うケース]
[条件に合わないケース]
という2つの選択肢のうちの
1つを提示するだけです。
例えば[If it rains (もし雨が降ったら)]は
雨が降るか降らないかの2者択一で、
「雨が降った場合は…」という文です。
短なる[条件]としても使いますし、
雨が降る可能性が低い場合は
[仮定の話]としても使えます。
英語で重要なのは、
ニュアンスとシチュエーションです。
動詞の変化で表現が変わる
動詞や助動詞を変化させるだけで
微妙なニュアンスをあらわせます。
ここでは、同じ文章を使って
動詞・助動詞のみを代えてみます。
IF 単なる条件文
以下の文は単なる条件文で、
仮定の話ではなく、
[もし~なら~する]という予定の話です。
もし雨なら休暇を取るのに。
IF 条件 + 仮定の話
以下の文は助動詞の過去形を
使っているので仮定の話になります。
もし雨なら休暇を取るのに。
IF 過去進行形 + 仮定の話
以下の文は前半は過去進行形で
後半は助動詞の過去形を使っているので
さらに仮定の話になります。
雨が降っていたら、休暇を取る。
動詞を過去形にすると
次のことをあらわせます。
- 時間が離れている
- 間柄が離れている
- 現実から離れている
普通は・・・
[時間が離れている]過去をあらわしますが、
[現実から離れている]仮定の話もできます。
この例文は前後の文が無いので
[時間]が離れているのか?
[現実]から離れているのか?
判断できません。
仮定法過去
以下の文はIF文の中で
be動詞がwereになっているので
仮定法過去です。
もし雨なら休暇を取るのに。
英語の仮定法の[As if]
[As if]は文法書の仮定法には
出てこないかもしれませんが、
よく知られた表現だと思います。
- まるで~であるかのように
まずは、完全に仮定だとわかる例文から!
彼はまるでロボットのように働く。
仮定の話なので
[was]ではなく[were]を
使っています。
次は現実的な話です。
彼は、まるでお腹を空かせてるように見えた。
このような文を
直接法と呼ぶそうです。
この文を仮定の話としても使えます。
彼は、まるでお腹を空かせてるように見えた。
文法的には
どちらも間違いではなく、
重要なのは
ニュアンスとシチュエーションです。
ただし、試験に出たら、
おそらく仮定法を問う
[ひっかけ問題]なので
仮定法過去または仮定法過去完了で
答えましょう。
[as if]と[as though]の違い
[as if]と同じ意味で
[as though]を使うことがあります。
両者の違いは何か?
と疑問にわきますが…
私の知ってる限りでは
基本的に一緒のようです。
違いよりも、後の動詞の使い方に
注意した方がいいです。
過去形や助動詞の過去を使ってる方が、
より仮定的になります。
ただし、使い方という意味では
[as if]に限ってはビックリマークをつけて
単独で使うことがあります。
まさか!(そんなわけが…!)
[as if]は[まるで~であるかのように]
という意味なので、
[あたかも本当であるかのようだけど(・・・違うよねえ)]
のようなニュアンスになります。
英語の仮定法の[If only]
この[If only]も覚えておいて損はない
と思います。
- もし~なら(いいのに)
- もし~でも
日本語訳では、
ただ~でありされすれば(いいのに)
ただ~でさえあれば(いいのに)
ただ~さえすれば(いいのに)
などなどバリエーションがいくつもできますが
結局は…。
[~なら]と[~でも]
という2つが基本です。
- 条件
- 理由
下記のような例文があります。
頭が良かったらいいのになあ。
1時間だけでも会ってくれるとありがたい。
IFという二者択一のうちの1つの選択で
onlyという唯一のことを指します。
[仮に(if)]、1時間会うということ[だけ(only)]
それだけでもありがたいということです。
雨が降って[くれさえすれば]いいのになあ。
これも日常会話なら
もっと単純に下記のように
言ってしまいますが…。
雨が降ればいいのに。
[only]を使うことで
[~さえすれば][~さえしてくれれば]
の表現が出ます。
英語の仮定法の[I wonder if]
[I wonder if]を使った表現を
紹介します。
これは下記の記事で紹介しています。
英語の過去進行形は必要ありません | 過去形と使い分けられない!
再度、ここに載せておきます。
この[I wander if]は有名な表現です。
[wander]は[不思議に思う]という動詞で
口語的には[~なのかなあ?]
という感じの動詞です。
[I wonder if]で
次のようなことをあらわします。
- ~かな(と思う)
- ~していただけないでしょうか
[I wonder if]には、
大きくわけて2種類使い方があります。
- 疑問
- 相手へのお願い
まずは[疑問]の例文です。
それは本当かな。
[~かな]と自分で思っているときに使うので
通常の疑問文であれば、
それは本当かな?
というようになります。
次に[相手へのお願い]の例文です。
手伝っていただけないでしょうか。
と、これだけでも丁寧な感じがしますが、
手伝っていただけないでしょうか。
進行形にすることで
ずっと思いを持ち続けている
ニュアンスを出します。
次は過去形にします。
過去形にすると
時間の距離ができるので
丁寧さがグッと増します。
手伝っていただけませんか。
※ただし、この表現は
見かけないので使いませんし、
間違っているかもしれませんが、
説明として紹介しました。
次に過去進行形にします。
こちらはよく見かる表現です。
もしよかったら、お手伝いいただけないでしょうか?
過去+進行形にすることで
究極の丁寧さに生まれ変わります。
思いつきではなく
前から思い続けていたのですが…
的な感じにもなります。
[I wonder]か、もしくは、
一番丁寧な[I was wondering if]を
主に使うと思います。
英語の仮定法のif文以外のケース
仮定の話はif文以外でも
表現できます。
- I wish
- without
- Unless
I wish
wishという願望を意味する単語で
仮定の話ができます。
- ~ならいいのに
例えば、
鳥だったらなあ。
これは鳥になるわけないので
仮定法の文法通りに
動詞を[was]ではなく[were]にしています。
[if only]でも言い換えられます。
もし私が鳥だったらなあ
以下の例文は
直接法でも仮定法でも可能です。
雨ならいいのに。
これが仮定法なら下記例文です。
雨ならいいのに。
雨がほぼ降らない季節・地域
なら仮定法を使うケースが
あるかもしれません。
とはいえ口語では、
あまりwereを使わないです。
without
withoutを使って
仮定の話ができます。
- ~なしに
あなたの助けなしでは成功できません。
withoutを使って、
まだ助けが実現していない
仮の話を表現できます。
休みがないと疲れる。
炎天下では、休憩をとらずに作業してはいけません。
Unless
Unlessを使って
仮定の話ができます。
- ~でない限り
例文です。
雨が降らない限りパーティに行きます。
やってみなければ合格できない。
参考までに、[unless]の真逆の意味で
[~する限り]をあらわす[as long as]
を使っても同じように伝えられます。
否定文[does not]にして
[rain]は三単現の[s]を取ります。
まとめ
今回は、その他の仮定法を
紹介しました。
とくに仮定法の文法には
出てこないようなものを
紹介しました。
- IFの応用ケース
- IF以外のケース
- まるで~であるかのように
- もし~なら(いいのに)
- もし~でも
- ~かな(と思う)
- ~していただけないでしょうか
- ~ならいいのに
- ~なしに
- ~でない限り
次回は、形容詞を
紹介します。