こんにちは。
四流外資系社員の
安田トーシローです。
このサイトでは、英語苦手歴20年の筆者が
上級者では気づけない英語のポイントを
ド素人目線でわかりやすく紹介します。
関係代名詞は・・・
なんとなく日本語には訳せるけど
自分から使おうとすると全くできない。
という英語初心者向けに!
わかりやすく紹介します。
まず以下の中から
関係代名詞がどれなのか
わかりますでしょうか?
when
which
where
how
正解は…
以下の通りです。
[✕]when
[〇]which
[✕]where
[✕]how
この中で関係代名詞はwhichだけで、
その他は関係副詞です。
関係代名詞は以下の通り!
- who(主格、目的格)
- whose(所有格)
- whom(目的格)
- which(主格、目的格)
- of which(所有格)
- what(主格、目的格)
- that(主格、目的格)
このあたりを例文を使って紹介します。
ここでは関係代名詞について
詳しく紹介します。
目次
英語の関係詞一覧
関係詞の一覧を以下に記載します。
対象 | 関係代名詞 | 関係代名詞 | 関係代名詞 | 関係形容詞 | 関係副詞 |
---|---|---|---|---|---|
主格 | 所有格 | 目的格 | |||
その人 | who | whose | whom / who | ||
その物 | which | of which / whose | which | which | |
そのことそのものその人 | that | that | |||
そのことそのものその全て | what | what | what | ||
その場所 | where | ||||
その時 | when | ||||
その理由 | why | ||||
その方法 | how |
英語の関係代名詞とは
以下の関係詞が関係代名詞です。
- who(主格、目的格)
- whose(所有格)
- whom(目的格)
- which(主格、目的格)
- of which(所有格)
- what(主格、目的格)
- that(主格、目的格)
それぞれに格を持っています。
これは、
[I(私は)、my(私の)、me(私を)]
といった人称代名詞と同じような
働きをします。
関係代名詞の役目は以下の通りです。
- [接続詞] + [代名詞]
関係代名詞について
例文で紹介します。
英語の関係代名詞whoの例文
whoは主格と目的格で使います。
主格(その人は)
目的格(その人を)
厳格な文法ではwhoの目的格はwhomですが、
現代の特に口語では、
whomを使わずwhoを使います。
まずは主格のwhoから!
彼は弁護士の友達がいます。
[彼は友達がいます]+[その人は弁護士です]
このようにwhoのあとに動詞が来ている場合、
whoは[その人は]という主格で使っています。
この場合、[友達]が先行詞で
[友達(a friend) = その人(who)]
となります。
次に目的格のwhoです。
私が駅まで送っていった人は私の英語の先生です。
このようにwhoの後に
[I]という主格の人称代名詞が来てるので
このwhoは関係代名詞の目的格と考えます。
このwhoはwhomでも使えますが
会話ではwhoを使います。
英語の関係代名詞whom(who)の例文
関係代名詞whoを目的語で使う場合
whomまたはwhoを使います。
文法的にはwhomが正しいですが、
現代の英語では特に口語では
whoを使うようです。
The man who I took to the station was my English teacher.
私が駅まで送っていった人は私の英語の先生でした。
whomでもwhoでも使えます。
例え[who]を使っても、
次に[I]という主格がきているため
[who]は目的格で使われている
ということが想像できると思います。
頭から訳す時は
[The man(その男性)]
[who(その男性を)] ※目的格です。
[I took(私は連れていった)]となります。
英語の関係代名詞whatの例文
whatは主格と目的格があります。
whatは先行詞を含むという点が
他の関係詞と違います。
関係詞を少し学んだ英語初心者は…
whatをいつ使うんだ???
whatとthatはどう違うんだ?
という疑問がわく人もいると思います。
そんな方は、
whwtの先行詞を知ると疑問が解決できます。
whantの先行詞は
下記3つを覚えておくとよいです。
- ~のこと [the thing which(that)]
- ~のもの [the thing which(that)]
- ~の全て [everything which(that)]
このように先行詞を付ければ
whichやthatで置き換えることも可能です。
thatは省略することが多いので
その場合は先行詞のみになります。
whatの例文を紹介します。
先行詞が[もの]のパターン!
あなたが欲しいものを買えばいい。
buyという動詞のあとに名詞がなく
関係詞wahtがきています。
このwahtには[もの]という先行詞を
含んでいます。
[あなたが欲しいもの]ではなく
[あなたが欲しい携帯]だとすると…
[B]Just buy the phone you want.
あなたが欲しい携帯を買えばいい。
携帯という先行詞が入っているので
whatが使えずthatを使います。
さらに、thatは省略可能なので
[B]のように使わなくても大丈夫です。
次に先行詞が[こと]のパターン
私が経験したことをあなたに教えます。
このwahtには[こと]、あるいは[こと全て]
という先行詞を含んでいます。
先にもお伝えした通り、
whatの先行詞は[もの、こと、全て]
の3つが基本です。
応用は知りません・・・
英語の関係代名詞thatの例文
thatは関係詞のみで疑問詞にはありません。
thatは制限用法のみです!
【〇】[制限用法] 〇〇 that 〇〇
【×】[継続用法] 〇〇, that 〇〇
カンマ + thatはありません。
thatは先行詞が人でも物でも使えます。
また、thatは主格と目的格があり
所有格はありません。
さらに!
関係代名詞だけでなく
関係副詞として使うこともあります。
オールマイティ的な存在です!
会話ではthatを
省略することも多々あります。
thatを主格で使ったパターン
He is the man who watched the accident.
彼はその事故を目撃した男だ。
このようにthat以下の文には
主語が抜けていて
thatの次に動詞がきています。
thatを目的格で使ったパターン
[B]He presented the idea he came up with yesterday.
彼は昨日思いついたアイデアを発表しました。
目的格なので[〇〇を]のようになり、
[He presented the idea(彼はアイデアを発表しました)]
[that(そのアイデアを)]
[he came up with yesterday(彼は昨日思いついた)]
となります。
thatを使うかwhoを使うか迷う
thatはオールマイティ的に使える関係詞です。
whoを使う場面でもthatで代用可能です。
He is the man that watched the accident.
彼はその事故を目撃した男だ。
難しいのは全パターンで
代用可能かどうか…!
ネイティブの感覚でしか
わからないところです。
上記のような文では
無難にwhoを使った方がいいかもしれません。
thatは最上級と限定形容詞で使う
[the 〇〇 名詞]のように強い限定で
[that]を使うことが多いです。
最上級の場合、
[B]That is the most beautiful flower that I’ve ever grown.
[C]That is the most beautiful flower which I’ve ever grown.
それは私がこれまで育てた花の中で一番美しい。
[A]はthatを省略したパターンで、
通常はコレを使うと思いますが、
[that]を入れても文法的に通ります。
先行詞が物なので、
[which]も使えます。
限定形容詞の場合、
[B]This trip was the first that I went to America.
[C]This trip was the first where I went to America.
この旅行で初めてアメリカに行った。
[the last 〇〇]、[the first 〇〇]、[the only 〇〇]
といった限定形容詞で
[that]を使うことが多いです。
[the first]の後に名詞がありませんが、
[trip]が隠れていると思われます。
今回のthatは関係副詞として使っており、
[C]は関係副詞whereで、別の記事で紹介します。
関係副詞は後の文が完全文になっており、
文の中に既に主語や目的語が入っています。
上記例文は説明のため無理に作った文章で、
本来、このような回りくどい言い回しはしません。
私がアメリカに行くのはこの旅行が初めてでした。
こんな感じになります。
[This is ~]は日本式英語では多用しますが…
実際の英語では、
[This trip]と具体的にthisを説明するか
そうでないなら[That]を使います。
thatを関係詞と疑問詞の重複で使う
1つの文章の中に関係詞と疑問詞を
同時に使うことがあります。
そのような場面では、
thatで代用するケースがあります。
[B]Who was the thief that stole my wallet yesterday?
昨日財布を盗んだ犯人は誰ですか。
この場合、先頭の[who]が疑問詞で、
次の[who]が関係詞です。
すると重複している感じがするため
[that]で代用することがあります。
文法上はどちらでも大丈夫です。
英語の関係代名詞whoseの例文
関係詞whoseは人でも物でも使えます。
所有格として使います。
所有格の関係代名詞は
[whose]と[of which]の2つがあり、
人称代名詞のmy、your、hisなどと
同様の機能を持ちます。
[私の(my)]財布
[あなたの(your)]バッグ
[彼の(his)]荷物
といったように、
[~の]+[名詞]のパターンになります。
whoの所有格はwhoseですが、
whichの所有格もwhoseを使います。
牛革のバッグを買いました。
私は赤い椅子に座った。
上記2つは、
バッグや椅子といった物に対して
whoseを使っています。
私には父親が会社を経営している友人がいる。
参考までに、
疑問代名詞で所有格があるのは
[whose(誰の)]のみです。
念のため[英語の疑問詞]の記事でご確認ください。
英語の関係代名詞of whichの例文
関係詞のwhichに所有格はなく、
代わりに[of which]か[whose]を使います。
牛革のバッグを買いました。
[バッグを買いました。その(バッグの)素材は…]
ということで、[その]にあたる部分を
[of which]で置き換えています。
私は赤い椅子に座った。
[赤い椅子に座りました。その(椅子の)シートは…]
ということで、[その]にあたる部分を
[of which]で置き換えています。
上記2つの例文は
whoseの例文で使ったものを
そのままof whichで書き換えています。
ところが、
whoseをof whichに置き換えられない
ケースがあります。
私には父親が会社を経営している友人がいる。
【×】I have a friend, the father of which runs his company.
本来、whichは[物]に対して使われるため、
[人]に対しては使えません。
この例のように[その父]の[その]に
of whichは使えません。
英語の前置詞+関係代名詞のパターン
[前置詞+関係代名詞]という
パターンの文があります。
例えばこんな感じの文です。
私には一緒に大阪に行ったことのある友達がいます。
これは英語初心者にとって
やや難しい文章の1つです。
with whom
[前置詞+whom(who)]
のパターンを紹介します。
私には一緒に大阪に行ったことのある友達がいます。
[with whom]になっていて、
英語初心者には[with]って何?
となると思います。
前半の文章は
[I have a friend]
[私は友達が一人います]
後半の文章は
[I have been to Osaka (with a friend).]
という文が完全な文章で
[with a friend]が後ろに付きます。
この[a friendは先行詞で関係詞whomで代行し、
[with whom]になり、
これを前にもってきたものが
上の例文になります。
私には一緒に大阪に行ったことのある友達がいます。
頭から訳すときは以下のように考えると
スムーズに訳せます。
[I have a friend (私は友達がいて)]
[with whom (その人と一緒に)]
[I have been to Osaka. (大阪に行った)]
in which
別のパターンも挙げておきます。
5年間住んでいた家から引っ越した。
前半の文章は
[I moved from the house]
[私は家から引っ越した]
後半の文章は
[I had lived for five years (in the house).]
という文が完全な文章で
[in the house]が後ろに付きます。
この[the house]は先行詞で関係詞whichで代行し、
[in which]になり、
これを前にもってきたものが
上の例文になります。
頭から訳すときは以下のように考えると
スムーズに訳せます。
[I moved from the house (私は家から引っ越した)]
[in which(そこに(その中に))]
[I had lived for five years. (5年間住んでいた)]
ちなみに、この[in which]は[where]に置き換え可能です。
5年間住んでいた家から引っ越した。
[前置詞+関係代名詞]は[関係副詞]に
置き換えられるケースがあります。
関係副詞は後半分が完全文になっているからです。
詳しくは関係副詞のページでご確認ください。
for which
その他のパターンも挙げておきます。
口語では文の最後に前置詞を置いたまま
というケースもあります。
特に動詞+前置詞で
1ワードになっているような
ケースで多いパターンです。
[B]I found my wallet, for which I’m looking.
私は探している財布が見つかりました。
[look for(~を探す)]という
イディオムになっているので
無理に切り離さないで使うケースもあります。
細かい話ですが[A]はカンマを付けて
非制限用法を使っています。
カンマのない制限用法にすると
[探している私の財布]と
[探していない私の財布]を
持っていることにもなり、
その中で[探している財布]の方を指す…
という意味にもなります。
制限させるということは
反対の意味も考慮しながら
使う必要があります。
あくまで、
文字にした場合の話ですけど…。
まとめ
今回は、関係代名詞について
紹介しました。
以下の関係詞が関係代名詞です。
- who(主格、目的格)
- whose(所有格)
- whom(目的格)
- which(主格、目的格)
- of which(所有格)
- what(主格、目的格)
- that(主格、目的格)
関係代名詞の役目は
- [接続詞] + [代名詞]
関係代名詞は、それぞれ接続詞の機能を持ち
代名詞の前後の文を接続します。
今回は関係代名詞に関して紹介しました。
次回は、関係形容詞を
紹介します。