比較級
hiro8

こんにちは。
四流外資系社員の
安田トーシローです。

このサイトでは、英語苦手歴20年の筆者が
上級者では気づけない英語のポイントを
ド素人目線でわかりやすく紹介します。


英語の比較級って
学生の時に習ったけど
なんだっけ?

 

という英語初心者向けに!
わかりやすく紹介します。
 

I’m older than him.
私は彼より年上です。

というのが比較級ですが、
いろいろな追加情報があるため
[頭の中がごちゃごちゃになってるよ]
という人も多いと思います。

比較級の詳細を
じっくりとお伝えします。
 

英語の比較は何を伝えるのか?

英語の比較は大きくわけると
3つあります。
 

これが頭を混乱させる原因の1つです!
 

英語の比較は3つ

  1. 比較級(er、more)
  2. 同等比較(as~as)
  3. 最上級(est、most)

この3つのうち、今回は
比較級を紹介します。
 

比較級は以下のようなことを
あらわすときに使います。
 

英語の比較級の用途

  1. 2つを比べる

このような使い方があります。
 

英語の比較級の日本語訳

  1. ~より○○

○○の部分には
[大きい][小さい][高い][低い]など
比較する形容詞・副詞・名詞が入ります。
 

英語の比較級の基本

比較級は以下のように使います。
 

I’m older than him.
私は彼より年上です。

これが基本形です。
 

[old]などの形容詞・副詞に[er]を付けると
比較級になります。

次に[than ○○]を付けて
[○○より]という比較対象を付けます。

比較級は2つの比較

比較級は2つのものを
比較するときに使います。
 

Today it is warmer than normal year.
今日は平年より暖かい。

このような比較もあります。
 

平年なので過去何年間かの
複数年(の平均)が対象となりますが
まとまっているので
2者の比較として使えます。
 

hiro8

[対象となるものと比べてどうか]
というときに比較級が使われます。

限定された意味になる

比較級の意味は
限定されたものになります。
 

I am older than him.
私は彼より年上です。

彼という対象よりは
年上と言っていますが、
年寄りとは言ってません。
 

I am old.
私は年をとっています。

このように比較級を使わなければ
年寄りということになります。
 

比較級はあくまでも
対象よりもどうか?
という限定された条件になります。
 

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この例の場合、
もしかすると、
私が5歳で彼が3歳
かもしれません。

これでも5歳の方が
[older]になります。
 

英語の比較級の[er]と[more]

比較級にするときは
形容詞・副詞に[er]を付けるパターンと
[more]を付けるパターンがあります。
 

I’m older than him.
私は彼より年上です。
Gold is more valuable than silver.
金は銀より価値がある

このように2つのパターンがあります。
 

英語の比較級のパターン

  1. 形容詞・副詞 + er
  2. more + 形容詞・副詞・名詞
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悲報です。

[er]と[more]のどちらを使うかは
使う単語によって異なり、
覚えるしかありません・・・。
 

hiro12

若干朗報です!

基本的には…


形容詞は[er]が多く、
副詞は[more]が多い。

 

それでも、どっちが形容詞か副詞か
わからなければ意味ありませんが…
 

副詞は[〇〇ly]というように
単語の後ろにlyが付くことが多いです。
 

英語の比較級でmoreを意図的に使う

これまでの例文は主語との比較でした。
 

例えば、下記を見てください。
 

I am older than him.
私は彼より年上です。

これは、主語[私]との比較でした。
 

今度は[more]を意図的に使って
目的語の比較を紹介します。
 

moreを使って目的語(形容詞・副詞)の比較

[more]を使って
形容詞同士を比較できます。
 

This movie was more surprising than scary.
この映画は怖いというより驚いた

これは主語の[This movie(映画)]ではなく、
[surprising(驚く)]と[scary(怖い)]
という形容詞同士の比較です。
 

moreを使って目的語(名詞)の比較

これまで比較に使うのは
形容詞や副詞をみてきましたが、
名詞を使うパターンもあります。
 

That’s more a mountain than a hill.
あれは丘というより山です。

このように[more]のあとに[a moutain]
といった名詞がきて、
[丘]と[山]という名詞同士の
比較もあります。
 

稀に[more]の後に[of]が
くることがありますが、
同じ意味です。
 

That’s more [of] a mountain than a hill.
あれは丘というより山です。
hiro3

「なんだこの余計なofは!」
と、英語初心者の9割以上は
思ったはずです。

ofだけで単独の説明ページが必要なくらい
複数の意味がある前置詞ですが
大きく分けると[一部分][所属][要素]という
意味があります。
 

【一部分】
a piece of stone
石の欠片(かけら)
【所属】
member of a soccer club
サッカー部の一人
【要素】
be made of gold
金でできている

このように、何かのまとまりの一部分
という意味合いがあります。
 

ということで
[of a mountain]は
[山に所属している]的な感じに
なると思います。
 

ofを付けたり付けなかったりを
ネイティブが、どのように
使い分けているのか分かりません…
 

とはいえ、英語初心者にとっては、
結果的にofがあってもなくても同じなので
付けないで使いましょ!
 

ちなみに、このような言い方ではなく
下記のような学校で習った有名な形式
を使うケースもあります。
 

not so much A as B
AというよりもむしろB

これを使うと、
 

That’s not so much a hill as a mountain.
あれは丘というよりむしろ山です。

山と丘の位置が
逆になっている点が
要注意です。
 

さらに、以下のような
moreを使わない表現もできます。
 

That’s a mountain rather than a hill.
あれは丘というよりはむしろ山です。

 

英語の比較級の[more than]を使う

英語の比較級の[more than]は
大きくわけて3通りの
使い方があります。
 

  1. more A than B
  2. A more than B
  3. A no more than B

 

3番目の[no more than]は
次回まとめて[no 比較級]として
紹介します。
 

[more A than B]のパターン

[more A than B]に関しては
これまで紹介したように
下記のような形式でした。
 

more A than B

例えば、
 

Gold is more valuable than silver.
金は銀より価値がある

このような英文で、
特に難しくなく
日本語訳にできると思います。
 

[A more than B]のパターン

今度は下記の形式を紹介します。
 

A more than B

今度は1つの形容詞の中での
比較を紹介します。
 

I’m more than methodical.
私は几帳面すぎます。

[几帳面]と[もっと几帳面]の比較です。
 

ものずご~い几帳面ということです。
 

学習のために、
このような文章を記載しましたが
英語初心者が使うなら
普通に下記の文章でよいと思います。
 

I’m too methodical.
私は几帳面すぎる。
I’m very methodical.
私はとても几帳面です。

 

英語の比較級の[rather than]を使う

ここまで紹介してなんですが・・・
 

初級者英語の場合、
moreを使った単純比較は
本当に比較するとき以外は
あまり使わないかもしれません。
 

Printer B is more expensive than A
プリンターはAよりBの方が値段が高い

このように形容詞の比較(より金額が高いなど)
では使います。
 

下記のような文章になると、
[more]より[rather]を使うと思います。
 

I want to buy an Epson printer rather than Canon.
プリンターはキャノンよりエプソンを買いたい

 

I would rather go to the sea than to the mountain.
山よりむしろ海に行きたい

ratherは「むしろ」という
程度をあらわす単語です。
 

下記のように2通りの使い方があります。
 

A rather than B
rather A than B

ratherの場所が違うだけで
意味は同じです。
 

英語の比較級で[The 比較級, the 比較級]を使う

英語の比較級で
2つの比較級を使う表現があります。
 

それが[The 比較級, the 比較級]です。
 

もっと詳細なテンプレートを用意すると
下記のようになります。
 

The 比較級 主語 動詞, the 比較級 主語 動詞

 

[The 比較級, the 比較級]の日本語訳

  1. Aすればするほど、ますますBになる

 

例文を3つほど挙げます。
 

The harder you work, the more tired you get.
一生懸命に働けば働くほど疲れる。

 

The more you buy, the less money you have.
物を買えば買うほどお金は少なくなる。

 

The more expensive a diamond is, the more valuable it is.
ダイヤモンドは値段が高ければ高いほど価値がある。

英文が先にあれば訳せますが、
日本語から英作文すると難しいです。
 

[The 比較級 主語 動詞]
これが基本形です。
 

比較級は[er]と[more 形容詞]
のどちらでも使います。
 

まとめ

比較は大きく分けると
下記のように3種類あります。
 

英語の比較は3つ

  1. 比較級(er、more)
  2. 同等比較(as~as)
  3. 最上級(est、most)

比較級は以下のようなことを
あらわすときに使います。
 

英語の比較級の用途

  1. 2つを比べる

比較級は以下のような
日本語訳が基本になります。
 

英語の比較級の日本語訳

  1. ~より○○

次回は比較の中でも
[no + 比較級]というものを
紹介します。