![現在進行形](https://angoeigo.com/wp/wp-content/uploads/2021/02/presentprogressive.png)
![hiro8](https://angoeigo.com/wp/wp-content/uploads/2020/07/hiro8.png)
こんにちは。
四流外資系社員の
安田トーシローです。
このサイトでは、英語苦手歴20年の筆者が
上級者では気づけない英語のポイントを
ド素人目線でわかりやすく紹介します。
これを英文にするとしたら
現在形を使うのか?
現在進行形をつかうのか?
どちらか分かりますか?
I study English every day.
I am studying English now.
前者は現在形で
習慣を表しています。
後者は現在進行形で
今の動作を伝えています。
両者とも[~しています]と
訳されていますが、
意味合いが全然違います。
このような違いを
今まで読んだ参考書には
書かれていたでしょうか?
この記事では、どんなときに
現在進行形を使うのか初心者目線で
しっかり紹介します。
目次
英語の現在進行形は何を伝えるのか?
現在進行形は以下のようなことを
あらわすときに使います。
- 現在の動作の進行
- 現在の動作の強調
- 現在の一時的な状態
- 現在の予定
この4つです。
今の動きをあらわすのが
現在進行形の基本です。
- ~しています。
これが基本ですが、
現在形も同様に[~しています]
と訳すことがあります。
このため、日本語訳で差はつきません。
内容重視です。
現在形と現在進行形は
内容が全く異なります。
このあたりの詳細を紹介します。
時制の用途と時間幅
【時制の用途】
時制 | 用途 |
---|---|
現在進行形 | 現在の動作の進行現在の動作の強調現在の一時的な状態現在の予定 |
【時制の時間幅】
時制 | 時間幅 |
---|---|
現在進行形 | ![]() |
例文
例えば下記のような
文章で使います。
私は今英語を勉強しています。
彼としゃべっているところです。
雨が降っています。
英語の現在形と現在進行形の関係
英語の初心者にとって、
現在形と現在進行形が
ごちゃごちゃになってるのでは?
と思います。
これを覚えたら
迷いません。
現在形は
[習慣]をあらわします。
現在進行形は
[今の動作]をあらわします。
以前、会社のCEOが来日したとき
自己紹介で以下のような英語を
使ってしまいました。
私は毎日英語を勉強しています。
正解は、
私は毎日英語を勉強しています。
たまたま、周りにいた日本人は
気が付かなかったようで
![hiro3](https://angoeigo.com/wp/wp-content/uploads/2020/07/hiro3.png)
オーッ!勉強してるのか
的な雰囲気でした。
CEOも間違いに気が付かないフリを
してくれていました(と思います)が、
後で分かったときは「ゾー…」ですよ。
習慣は現在形を使う!
こういうのをいい加減に覚えていると
いつまでたっても
英語のニュアンスがつかめません。
英語の上級者は
![hiro1](https://angoeigo.com/wp/wp-content/uploads/2020/07/hiro1.png)
ネイティブと気軽にしゃべれば上達するよ
というかもしれませんが、
初心者からすると、
「そんな簡単に上達しないよ」
と言いたいところです。
英語は段階があります。
初期段階では、ある一定の知識は必要です。
英語の現在進行形の使い方
英語の現在進行形は
以下のような使い方をします。
これが基本です。
英語初心者でも、
このあたりは知っていると思います。
![hiro14](https://angoeigo.com/wp/wp-content/uploads/2020/07/hiro14.png)
が、
実際にどんな場面で使うのか
となると、どうでしょうか?
現在の動作の進行
まず、最も知られている使い方は
[動作の進行]だと思います。
私は今英語を勉強しています。
今、勉強しているから
study(勉強する)にingを付けています。
日本語訳では[~している]
となりますが、
現在形でも[~している]
と訳すことがあります。
ingの使い方の1つは、
動きを生々しく表現するときに
使います。
この例文で言うと、
机に向かって一生懸命勉強している
動きを生々しく表現したいときに
[ing]を付けます。
現在の動作の強調
動作を強調したいときも
ingを使います。
私は本気です。
これは本気が[進行]している
というより[強調]を表現しています。
ingの使い方の1つは、
動詞を強調するときに
使います。
もちろん、現在形でも使えます。
私は本気です。
どちらを使うかは
ニュアンスも問題です。
現在の一時的な状態
進行形は一時的なことを
表現するときに使用します。
私は今英語を勉強しています。
毎日勉強するなら…
私は今英語を勉強しています。
というように現在形を使います。
進行形は[今だけ]という
一時的なことをあらわす場合に使います。
現在の予定
進行形を使って
今ある予定(未来)を
あらわすことができます。
後ほど詳しく説明するので
ここでは簡単に紹介します。
来週テニスをします。
現在進行形ですが、
現在の動作が
来週に続いている
というニュアンスで
未来をあらわせます。
英語の現在進行形と今の動作
文型の記事でも紹介しましたが
動詞には
[動作動詞]
[状態動詞]
があります。
現在進行形は
特に動作動詞で
今の動作を伝えるとき
使います。
私はテニスをしています。
私は今音楽を聴いています。
私はジョギングしています
英語の現在進行形と状態動詞
状態動詞とは
以下のような動詞のことです。
like [好き]
love [好き]
think [思う、考える]
see [見える]
hear [聞こえる]
be動詞 [いる、ある]
have [持っている]
believe [信じる]
日本語は言葉の語尾を
活用させることで
意味を変化させます。
これに対して英語は
初めから状態そのものを
表す単語があります。
状態動詞もこのようなタイプです。
例えば[know]は[知っている]という
状態をあらわすので
I am knowing.
とはあまり言いません。
進行形にする必要はありません。
とはいえ、日本語もそうですが、
言語なので文法的には
間違っていても使ってしまう
ということはあります。
[I am loving it.]ってありなの?
また、キャッチコピーなども
意図的に言葉を操ることがあります。
どこかのファーストフード店の
コピーのような文章です。
これはネイティブでも文法的にどうなのか
賛否両論な文章です。
本来[love]は好きという状態を
含めた言葉なのでingは不要です。
意図的にingをつけることで、
キャッチーな感じを演出しています。
あえて意味を考えるとすると
下記3つのいずれかが考えられます。
すごく好き(動作の強調)
今この瞬間好き(一時的な状態)
どんどん好きになる(動作の進行中)
![hiro6](https://angoeigo.com/wp/wp-content/uploads/2020/07/hiro6.png)
ど素人の意見なので
話半分で聞いてください…他言無用!
状態動詞の例外は多数あり
基本の基本では、
進行形にするのは動作動詞です。
![hiro12](https://angoeigo.com/wp/wp-content/uploads/2020/07/hiro12.png)
が、しかし!
前述のようなlovingは
特殊なケースとして、
普通に使われる状態動詞も
あります。
be動詞や意思を表す状態動詞は
進行形で使うことがあります。
私は本気です。
私は明日彼に会います
虫の声を聞いています。
試験のことを考えています。
英語の現在進行形と未来の予定
進行形を使うと
未来のことを言い表せます。
下記4つの文章は
日本語にすると全て同じになります。
I am playing tennis next week.【現在進行形】
I am going to play tennis next week.【現在進行形】
I will play tennis next week.【未来形】
来週テニスをします。
【現在形】
I play tennis next week.
これは今ある予定を述べただけです。
未来のことは言っていません。
【現在進行形】
I am playing tennis next week.
来週に向かって進行中の動作を述べます。
来週テニスをするので
それに向けて準備をしているところも
含めたニュアンスになります。
テニスするき満々です。
【現在進行形】
I am going to play tennis next week.
これも現在進行形の一種で
「~の予定、~するつもり」といった意味です。
こちらも進行形ですが、
動詞に直接ingをつけたものよりも
準備感が弱くなります。
【未来形】
I will play tennis next week.
こちらは単純に未来のことを
述べただけです。
準備感は全くありません。
be going toで未来を言う
上の例文で出てきましたが、
[be going to]という
群動詞(句動詞)があります。
来週テニスをします。
教科書では
[will] = [be going to]
と記載されています。
be going to【前から決まっていること】
と書かれいることもあります。
しかし、
このように覚えてしまうと
ニュアンスが理解できません。
あくまでも[be going to]の
時制は現在で、
前から決まっているかどうかではなく
現在ある未来の予定を
言っているだけです。
goingという進行形により
その未来に向かって
進行しています。
このようなことから、
[前から決まっている…]
と説明されることが多いです。
が、
今、この瞬間、
来週テニスをすることが
決まったとしても
[I am going to play tennis next week.]
が使えます。
動詞ingとbe going toの関係
ここで問題なのが、
下記2つの文章です。
来週テニスをします。
来週テニスをします。
動詞ingの方が、
未来に向かって
行動・準備している
ニュアンスが強いです。
実現度が非常に高く、
テニスラケットやボールを磨いたりして
テニスするぞう!といった
準備万端感を演出できます。
![hiro5](https://angoeigo.com/wp/wp-content/uploads/2020/07/hiro5.png)
実際にそこまで述べていませんが…。
これに対して[be going to]は
予定というニュアンスが強く
willに近いです。
be going toにしかできないこと
ただし、willでは
使えないことがあります。
~してもらえませんか?
この文章では[未来形の質問]ではなく
[丁寧な依頼]になってしまいます。
このため、
~するつもりですか?
このように未来の質問に使えます。
まとめ
現在進行形は以下のようなことを
あらわすときに使います。
- 現在の動作の進行
- 現在の動作の強調
- 現在の一時的な状態
- 現在の予定
- ~しています。
【時制の用途】
時制 | 用途 |
---|---|
現在進行形 | 現在の動作の進行現在の動作の強調現在の一時的な状態現在の予定 |
【時制の時間幅】
時制 | 時間幅 |
---|---|
現在進行形 | ![]() |
現在進行形は[今の動作]を表します。
現在形は[習慣]を表します。
つまり、この両者は
全く別のニュアンスになります。
現在進行形は今の一点だけを指します。
これに対して、
現在形は習慣なので
習慣が始まった過去の時点から
現在と未来のある時期まで
という感じで時間の幅があります。
次回は過去進行形を
紹介します。