未来進行形
hiro8

こんにちは。
四流外資系社員の
安田トーシローです。

このサイトでは、英語苦手歴20年の筆者が
上級者では気づけない英語のポイントを
ド素人目線でわかりやすく紹介します。
 

今回は未来進行形の記事ですが、
極端に言えば・・・


未来進行形を使う必要はありません!

 

以上です。。。
 

としたいところですが、
この記事の尺が余ってしまうので、
覚えておくべきポイントを
しっかり列挙しておきます。
 

未来進行形は現在進行形のように
実際に行っている動作ではなく、
まだ起きていないことなので
未来形でも未来進行形でも同じです。
 

明日テニスしています。【未来進行形】
明日テニスします。【未来形】

これらの違いはニュアンスだけですが、
このあたりを詳しく紹介します。
 

英語の未来進行形は何を伝えるのか?

未来進行形は以下のようなことを
あらわすときに使います。
 

未来進行形の用途

  1. 未来の動作の強調
  2. 起きる可能性の高いこと
  3. 現在の推量

 

主にこの3つが
未来進行形の基本です。
 

未来進行形の日本語訳

  1. ~しているだろう
  2. ~しているでしょう
  3. ~しているつもりです
  4. ~することになっている

あえて一覧表にすると
上記のようになりますが、
実際の翻訳では[だろう、でしょう]は
言わないことが多いです。
 

いちいち[だろう]を付けずに!!!
[明日テニスしています]
といった感じにすることが多いです。
 

時制の用途と時間幅

【時制の用途】

時制 用途
未来進行形 未来の動作の強調
起きる可能性の高いこと
現在の推量

 

【時制の時間幅】

時制 時間幅
未来進行形 未来進行形の時間幅

 

未来進行形では、
[未来のこと]と[現在の推量]の
2つの時制をあらわすことがあります。

例文

例えば下記のような
文章は勉強で習うような未来進行形です。
 

I will be playing tennis tomorrow.
明日はテニスしているでしょう。

 

I’ll be swimming in Hawaii this time next year.
来年の今頃はハワイで泳いでいます。

 

It will be raining soon.
もうすぐ雨が降ってきます。

 

英語の未来進行形の基本

英語の未来進行形は下記の形が基本です。
 

will be ~ing

当然ですが、
~の部分には動詞が入ります。
 

[will]が[~だろう、でしょう]という
意味が基本なので、
これの進行形表現になります。
 

未来進行形の基本的な日本語訳は
以下のようになります。
あとは、その都度の意味に
合わせることになります。
 

~しているだろう
~しているでしょう
~しているつもりです
~することになっている。
I will be playing tennis tomorrow.
明日はテニスしているでしょう。

 

[明日はテニスしているでしょう]
[明日はテニスしているだろう]

または
 

[明日はテニスをします]
 

hiro9

どれでもお好きなように・・・


 

英語の未来進行形と動作の強調

進行形に共通することですが、
[動詞の強調]するときに進行形を使います。

I will be playing tennis tomorrow.
明日はテニスをします。

 

I will play tennis tomorrow.
明日はテニスします。

日本語にしてしまうと違いがありません。
 

あえて進行形らしく
[テニスをしているでしょう]
[テニスをしているつもりです]
などとしてもよいですが…。
 

英語の場合[playing]の方が
動作を含めたニュアンスになるので
テニスをしている雰囲気を伝えられます。
 

[play]ではなく[playing]に
することによって、
ボールを打ち返す様子や
コートの中を走り回っている様子を
生々しく伝えられます。
 

日本語が母国語の日本人には
ちょっと想像しにくいですが。。。
 

動作を生しく伝えたい
動作を強調して伝えたい
 

このようなとき進行形を使います。
 

英語の未来進行形と起きる可能性の高いこと

英語の未来進行形で
[起きる可能性の高いこと]を
伝えることができます。
非常に便利な表現です。
 

例えば、
「この分だと明日は残業になるなあ…」
といった表現を未来進行形で使います。
 

I will be working overtime tomorrow.
明日は残業しています(明日は残業になるなあ)。

 

I will be having a meeting next week.
来週、会議があります(この分だと会議があるなあ)。

1.このままでいくと
2.自分の意志とは関係なく
「~することになっている。」
「~しているでしょう。」
という場合、未来進行形が使えます。

参考までに、
普通に日常会話で
「来週会議があります」と他人に言うなら
今ある予定を言うので時制は[現在]で
現在進行形を使うことが多いです。
 

I am having a meeting next week.【現在進行形】
来週、会議があります。

これは
[予定]+[実現度が高い]+[準備している]
というケースで現在進行形が使われます。
 

未来に向かって進行している
ということで、この場合は、
会議に向けて前準備している雰囲気も
醸し出すことができます。
 

以下のように現在形でも
予定を伝えられます。
 

I have a meeting next week.【現在形】
来週、会議があります。

こちらは
[予定]
というケースで使われます。
動詞の[ing]進行形ではないので
前準備感はありません。
 

英語の未来進行形で現在の推量

英語の未来進行形は
あまり使わないかもしれませんが、
[現在の推量]は使うことがあります。
 

willの意味の1つ[だろう]は
未来のことだけでなく
現在の推量としての意味があります。
 

It will be raining in Osaka now.
今、大阪では雨が降ってるでしょう。

ちなみに、
[now]を[tomorrow]にすると
 

It will be raining in Osaka tomorrow.
明日、大阪では雨が降ってるでしょう。

[now]と[tomorrow]以外は
同じ文章です。
 

ネイティブの人には、
「このwillは[現在の推量]として使ってるな?」
的な発想はないと思います。
 

おそらく未来や推量のような
不確定なことに対して
willを無意識に使っていると
思われます。
 

hiro10

日本語は本当に英語との
相性が悪く難しいですね。


 

ちなみに、未来形で
 

It [will rain] in Osaka now.【未来形】
今、大阪では雨でしょう。

これでも当然OKです。
未来形も未来進行形も
[現在の推量]の意味があります。
 

両者の違いは、
やはりニュアンスです。
 

単なる雨なのか
雨が降っている情景を
伝えたいのかの違いです。
 

hiro3

雨がザーザー降ってる様子を
伝えたい~!
というとき進行形にするよ。

まとめ

未来進行形は以下のようなことを
あらわすときに使います。
 

未来進行形の用途

  1. 未来の動作の強調
  2. 起きる可能性の高いこと
  3. 現在の推量

 

未来進行形の日本語訳

  1. ~しているだろう
  2. ~しているでしょう
  3. ~しているつもりです
  4. ~することになっている

 

【時制の用途】

時制 用途
未来進行形 未来の動作の強調
起きる可能性の高いこと
現在の推量

 

【時制の時間幅】

時制 時間幅
未来進行形 未来進行形の時間幅

 

未来はまだ起きていないことなので
未来形でも未来進行形でも
どちらを使っても同じようなことです。
 

I’ll swim in the pool tomorrow.【未来形】
明日プールで泳ぎます。

 

I’m swimming in the pool tomorrow.【未来進行形】
明日プールで泳いでいます。

これらはニュアンスの違いだけです。
 

未来進行形でよく使う表現としては
2番目に紹介した「起きる可能性の高いこと」
これは意外と便利です。
 

I will be working overtime tomorrow.
明日は残業しています(明日は残業になるなあ)。

 

次回は現在完了形を
紹介します。