関係代名詞
hiro8

こんにちは。
四流外資系社員の
安田トーシローです。

このサイトでは、英語苦手歴20年の筆者が
上級者では気づけない英語のポイントを
ド素人目線でわかりやすく紹介します。


関係代名詞は・・・
なんとなく日本語には訳せるけど
自分から使おうとすると全くできない。

 

という英語初心者向けに!
わかりやすく紹介します。
 

まず以下の中から
関係代名詞がどれなのか
わかりますでしょうか?
 

when
which
where
how
 

正解は…
以下の通りです。
 

[✕]when
[〇]which
[✕]where
[✕]how
 

この中で関係代名詞はwhichだけで、
その他は関係副詞です。
 

関係代名詞は以下の通り!
 

  1. who(主格、目的格)
  2. whose(所有格)
  3. whom(目的格)
  4. which(主格、目的格)
  5. of which(所有格)
  6. what(主格、目的格)
  7. that(主格、目的格)

このあたりを例文を使って紹介します。
 

ここでは関係代名詞について
詳しく紹介します。
 

英語の関係詞一覧

関係詞の一覧を以下に記載します。

対象 関係代名詞 関係代名詞 関係代名詞 関係形容詞 関係副詞
主格 所有格 目的格
その人 who whose whom / who
その物 which of which / whose which which
そのこと
そのもの
その人
that that
そのこと
そのもの
その全て
what what what
その場所 where
その時 when
その理由 why
その方法 how

英語の関係代名詞とは

以下の関係詞が関係代名詞です。

  1. who(主格、目的格)
  2. whose(所有格)
  3. whom(目的格)
  4. which(主格、目的格)
  5. of which(所有格)
  6. what(主格、目的格)
  7. that(主格、目的格)

それぞれに格を持っています。
 

これは、
[I(私は)、my(私の)、me(私を)]
といった人称代名詞と同じような
働きをします。
 

関係代名詞の役目は以下の通りです。
 

関係代名詞の役目

  1. [接続詞] + [代名詞]

関係代名詞について
例文で紹介します。
 

英語の関係代名詞whoの例文

whoは主格と目的格で使います。


主格(その人は)
目的格(その人を)

厳格な文法ではwhoの目的格はwhomですが、
現代の特に口語では、
whomを使わずwhoを使います。
 

まずは主格のwhoから!
 

He has a friend who is a lawyer.
彼は弁護士の友達がいます。

[彼は友達がいます]+[その人は弁護士です]
 

このようにwhoのあとに動詞が来ている場合、
whoは[その人は]という主格で使っています。
 

この場合、[友達]が先行詞で
[友達(a friend) = その人(who)]
となります。
 

次に目的格のwhoです。
 

The man who I took to the station is my English teacher.
私が駅まで送っていった人は私の英語の先生です。

このようにwhoの後に
[I]という主格の人称代名詞が来てるので
このwhoは関係代名詞の目的格と考えます。
 

このwhoはwhomでも使えますが
会話ではwhoを使います。
 

英語の関係代名詞whom(who)の例文

関係代名詞whoを目的語で使う場合
whomまたはwhoを使います。
 

文法的にはwhomが正しいですが、
現代の英語では特に口語では
whoを使うようです。
 

The man whom I took to the station was my English teacher.
The man who I took to the station was my English teacher.
私が駅まで送っていった人は私の英語の先生でした。

whomでもwhoでも使えます。


例え[who]を使っても、
次に[I]という主格がきているため
[who]は目的格で使われている
ということが想像できると思います。

頭から訳す時は
[The man(その男性)]
[who(その男性を)] ※目的格です。
[I took(私は連れていった)]となります。
 

英語の関係代名詞whatの例文

whatは主格と目的格があります。


whatは先行詞を含むという点が
他の関係詞と違います。

関係詞を少し学んだ英語初心者は…

hiro9

whatをいつ使うんだ???
whatとthatはどう違うんだ?

という疑問がわく人もいると思います。
 

そんな方は、
whwtの先行詞を知ると疑問が解決できます。
 

whantの先行詞は
下記3つを覚えておくとよいです。

  1. ~のこと [the thing which(that)]
  2. ~のもの [the thing which(that)]
  3. ~の全て [everything which(that)]

このように先行詞を付ければ
whichやthatで置き換えることも可能です。
 

thatは省略することが多いので
その場合は先行詞のみになります。
 

whatの例文を紹介します。
 

先行詞が[もの]のパターン!

Just buy what you want.
あなたが欲しいものを買えばいい。

buyという動詞のあとに名詞がなく
関係詞wahtがきています。
 

このwahtには[もの]という先行詞を
含んでいます。
 

[あなたが欲しいもの]ではなく
[あなたが欲しい携帯]だとすると…
 

[A]Just buy the phone that you want.
[B]Just buy the phone you want.
あなたが欲しい携帯を買えばいい。

携帯という先行詞が入っているので
whatが使えずthatを使います。
 

さらに、thatは省略可能なので
[B]のように使わなくても大丈夫です。
 

次に先行詞が[こと]のパターン
 

I will tell you what I have experienced.
私が経験したことをあなたに教えます。

このwahtには[こと]、あるいは[こと全て]
という先行詞を含んでいます。
 

先にもお伝えした通り、
whatの先行詞は[もの、こと、全て]
の3つが基本です。
 

toshiro19

応用は知りません・・・

英語の関係代名詞thatの例文

thatは関係詞のみで疑問詞にはありません。


thatは制限用法のみです!

【〇】[制限用法] 〇〇 that 〇〇
【×】[継続用法] 〇〇, that 〇〇
カンマ + thatはありません。
 

thatは先行詞が人でも物でも使えます。
 

また、thatは主格と目的格があり
所有格はありません。
 

さらに!


関係代名詞だけでなく
関係副詞として使うこともあります。

オールマイティ的な存在です!
 

会話ではthatを
省略することも多々あります。
 

thatを主格で使ったパターン

He is the man that watched the accident.
He is the man who watched the accident.
彼はその事故を目撃した男だ。

このようにthat以下の文には
主語が抜けていて
thatの次に動詞がきています。
 

thatを目的格で使ったパターン

[A]He presented the idea that he came up with yesterday.
[B]He presented the idea he came up with yesterday.
彼は昨日思いついたアイデアを発表しました。

目的格なので[〇〇を]のようになり、
 

[He presented the idea(彼はアイデアを発表しました)]
[that(そのアイデアを)]
[he came up with yesterday(彼は昨日思いついた)]
となります。
 

thatを使うかwhoを使うか迷う

thatはオールマイティ的に使える関係詞です。
 

whoを使う場面でもthatで代用可能です。
 

He is the man who watched the accident.
He is the man that watched the accident.
彼はその事故を目撃した男だ。

難しいのは全パターンで
代用可能かどうか…!

hiro6

ネイティブの感覚でしか
わからないところです。

上記のような文では
無難にwhoを使った方がいいかもしれません。
 

thatは最上級と限定形容詞で使う

[the 〇〇 名詞]のように強い限定で
[that]を使うことが多いです。
 

最上級の場合、
 

[A]That is the most beautiful flower I’ve ever grown.
[B]That is the most beautiful flower that I’ve ever grown.
[C]That is the most beautiful flower which I’ve ever grown.
それは私がこれまで育てた花の中で一番美しい。

[A]はthatを省略したパターンで、
通常はコレを使うと思いますが、
[that]を入れても文法的に通ります。
 

先行詞が物なので、
[which]も使えます。
 

限定形容詞の場合、
 

[A]This trip was the first I went to America.
[B]This trip was the first that I went to America.
[C]This trip was the first where I went to America.
この旅行で初めてアメリカに行った。

[the last 〇〇]、[the first 〇〇]、[the only 〇〇]
といった限定形容詞で
[that]を使うことが多いです。
 

[the first]の後に名詞がありませんが、
[trip]が隠れていると思われます。
 

今回のthatは関係副詞として使っており、
[C]は関係副詞whereで、別の記事で紹介します。
 

関係副詞は後の文が完全文になっており、
文の中に既に主語や目的語が入っています。
 

上記例文は説明のため無理に作った文章で、
本来、このような回りくどい言い回しはしません。
 

That was my first trip to America.
私がアメリカに行くのはこの旅行が初めてでした。
hiro14

こんな感じになります。

[This is ~]は日本式英語では多用しますが…

実際の英語では、
[This trip]と具体的にthisを説明するか
そうでないなら[That]を使います。
 

thatを関係詞と疑問詞の重複で使う

1つの文章の中に関係詞と疑問詞を
同時に使うことがあります。
 

そのような場面では、
thatで代用するケースがあります。
 

[A]Who was the thief who stole my wallet yesterday?
[B]Who was the thief that stole my wallet yesterday?
昨日財布を盗んだ犯人は誰ですか。

この場合、先頭の[who]が疑問詞で、
次の[who]が関係詞です。
 

すると重複している感じがするため
[that]で代用することがあります。
 

文法上はどちらでも大丈夫です。
 

英語の関係代名詞whoseの例文

関係詞whoseは人でも物でも使えます。
 

所有格として使います。


所有格の関係代名詞は
[whose]と[of which]の2つがあり、
人称代名詞のmy、your、hisなどと
同様の機能を持ちます。

[私の(my)]財布
[あなたの(your)]バッグ
[彼の(his)]荷物
 

といったように、
[~の]+[名詞]のパターンになります。


whoの所有格はwhoseですが、
whichの所有格もwhoseを使います。

I bought a bag whose material is cowhide.
牛革のバッグを買いました。
I sat on a chair whose seat was red.
私は赤い椅子に座った。

上記2つは、
バッグや椅子といった物に対して
whoseを使っています。
 

I have a friend whose father runs his company.
私には父親が会社を経営している友人がいる。

参考までに、
疑問代名詞で所有格があるのは
[whose(誰の)]のみです。
 

念のため[英語の疑問詞]の記事でご確認ください。
 

英語の関係代名詞of whichの例文

関係詞のwhichに所有格はなく、
代わりに[of which]か[whose]を使います。
 

I bought a bag, the material of which is cowhide.
牛革のバッグを買いました。

[バッグを買いました。その(バッグの)素材は…]
ということで、[その]にあたる部分を
[of which]で置き換えています。
 

I sat on a chair, the seat of which was red.
私は赤い椅子に座った。

[赤い椅子に座りました。その(椅子の)シートは…]
ということで、[その]にあたる部分を
[of which]で置き換えています。
 

上記2つの例文は
whoseの例文で使ったものを
そのままof whichで書き換えています。
 

ところが、
 

whoseをof whichに置き換えられない
ケースがあります。
 

【〇】I have a friend whose father runs his company.
私には父親が会社を経営している友人がいる。

【×】I have a friend, the father of which runs his company.


本来、whichは[物]に対して使われるため、
[人]に対しては使えません。

この例のように[その父]の[その]に
of whichは使えません。
 

英語の前置詞+関係代名詞のパターン

[前置詞+関係代名詞]という
パターンの文があります。
 

例えばこんな感じの文です。

I have a friend with whom I have been to Osaka.
私には一緒に大阪に行ったことのある友達がいます。

これは英語初心者にとって
やや難しい文章の1つです。
 

with whom

[前置詞+whom(who)]
のパターンを紹介します。
 

I have a friend with whom I have been to Osaka.
私には一緒に大阪に行ったことのある友達がいます。

[with whom]になっていて、
英語初心者には[with]って何?
となると思います。
 

前半の文章は
[I have a friend]
[私は友達が一人います]
 

後半の文章は
[I have been to Osaka (with a friend).]
という文が完全な文章で
[with a friend]が後ろに付きます。
 

この[a friendは先行詞で関係詞whomで代行し、
[with whom]になり、
これを前にもってきたものが
上の例文になります。
 

I have a friend with whom I have been to Osaka.
私には一緒に大阪に行ったことのある友達がいます。

頭から訳すときは以下のように考えると
スムーズに訳せます。
 

[I have a friend (私は友達がいて)]
[with whom (その人と一緒に)]
[I have been to Osaka. (大阪に行った)]
 

in which

別のパターンも挙げておきます。
 

I moved from the house in which I had lived for five years.
5年間住んでいた家から引っ越した。

前半の文章は
[I moved from the house]
[私は家から引っ越した]
 

後半の文章は
[I had lived for five years (in the house).]
という文が完全な文章で
[in the house]が後ろに付きます。
 

この[the house]は先行詞で関係詞whichで代行し、
[in which]になり、
これを前にもってきたものが
上の例文になります。
 

頭から訳すときは以下のように考えると
スムーズに訳せます。
 

[I moved from the house (私は家から引っ越した)]
[in which(そこに(その中に))]
[I had lived for five years. (5年間住んでいた)]
 

ちなみに、この[in which]は[where]に置き換え可能です。

I moved from the house where I had lived for five years.
5年間住んでいた家から引っ越した。

[前置詞+関係代名詞]は[関係副詞]に
置き換えられるケースがあります。
 

関係副詞は後半分が完全文になっているからです。
詳しくは関係副詞のページでご確認ください。
 

for which

その他のパターンも挙げておきます。
 

口語では文の最後に前置詞を置いたまま
というケースもあります。
 

特に動詞+前置詞で
1ワードになっているような
ケースで多いパターンです。
 

[A]I found my wallet, which I’m looking for.
[B]I found my wallet, for which I’m looking.
私は探している財布が見つかりました。

[look for(~を探す)]という
イディオムになっているので
無理に切り離さないで使うケースもあります。
 

細かい話ですが[A]はカンマを付けて
非制限用法を使っています。
 

カンマのない制限用法にすると
[探している私の財布]と
[探していない私の財布]を
持っていることにもなり、
その中で[探している財布]の方を指す…
という意味にもなります。
 

制限させるということは
反対の意味も考慮しながら
使う必要があります。
 

あくまで、
文字にした場合の話ですけど…。
 

まとめ

今回は、関係代名詞について
紹介しました。
 

以下の関係詞が関係代名詞です。
 

  1. who(主格、目的格)
  2. whose(所有格)
  3. whom(目的格)
  4. which(主格、目的格)
  5. of which(所有格)
  6. what(主格、目的格)
  7. that(主格、目的格)

関係代名詞の役目は

関係代名詞の役目

  1. [接続詞] + [代名詞]

関係代名詞は、それぞれ接続詞の機能を持ち
代名詞の前後の文を接続します。
 

今回は関係代名詞に関して紹介しました。
 

次回は、関係形容詞を
紹介します。