こんにちは。
四流外資系社員の
安田トーシローです。
このサイトでは、英語苦手歴20年の筆者が
上級者では気づけない英語のポイントを
ド素人目線でわかりやすく紹介します。
英語の最上級って
学生の時に習ったけど
なんだっけ?
という英語初心者向けに!
わかりやすく紹介します。
彼はクラスで一番人気がある
というのが最上級ですが、
いろいろな追加情報があるため
[頭の中がごちゃごちゃになってるよ]
という人も多いと思います。
最上級の詳細を例文つきで
じっくりとお伝えします。
目次
英語の最上級は何を伝えるのか?
英語の最上級とは何かというと
比較の中の1つです。
比較表現の中に[最上級]
という種類があります。
英語の比較には
大きく分けけ3つあります。
- 比較級(er、more)
- 同等比較(as~as)
- 最上級(est、most)
この3つのうち、今回は
最上級を紹介します。
最上級は以下のようなことを
あらわすときに使います。
- 3つ以上を比べる
という使い方です。
- ~の中で最も○○
○○の部分には
[大きい][小さい][高い][低い]など
比較する形容詞・副詞・名詞が入ります。
英語の最上級の基本
最上級は以下のように使います。
彼はクラスで一番人気がある
私は兄弟で一番年上です。
今日は午前中が一番時間がある
[old]などの形容詞、副詞の
後に[est]を付けるか、
前に[most]を付けて、
その後に名詞を置くと
最上級になります。
いずれも頭に[the]を付けます。
[est]を使うか[most]を使うかは
単語によります。
- the oldest + 名詞
- the most popular + 名詞
- the most time
比較は形容詞と副詞だけを使う
イメ-ジがありますが、
[time]のような名詞がくることもあります。
英語の最上級は名詞とセットが基本
英語の最上級は下記のように
[the + 最上級]になります。
- the oldest
- the most popular
その上で、最終的には
文としては以下のように
名詞とセットで使われます。
例えば、
- the oldest [manあるいはperson]
このように、基本的には
最上級と名詞がセットです。
名詞を省略するケースもある
最上級は名詞とセットが
基本ではありますが、
省略するケースも多々あります。
書かなくても分かる
書くと言葉がダブル
といった場合は
省略することがあります。
彼は町内で一番年上です。
これは[町内で][年上]
というシチュエーションなので
[人]ということが分かるため
省略しています。
次に、
家族で私の帽子が一番大きい
これは[hat]を省略しています。
頭に[hat]を使っているので、
同じ単語を2回使うのを避けています。
以下のような言い方の場合は
省略できません。
私は家族の中で一番大きな帽子を持っています。
この文で[hat]を省略すると
[一番大きい何かを持っている]
ということになるので
何を持っているのか分からなくなるため
省略できません。
また、持ち物の中で
一番大きい物を比較している場合も
省略できません。
家族の持ち物の中で私の帽子が一番大きい
このように、
帽子、アクセサリー、靴など
いろんな持ち物の中で比較した場合は
省略できません。
英語の最上級は範囲を定める
日本語の場合は、
[一番いいね]
[一番面白い]
[一番かわいい]
といった表現で伝わります。
一体、何の中で一番なのか
空気で判断します。
英語の最上級では
空気で判断せずに
範囲を定めるのが普通です。
特に英語初心者で
ネット翻訳を使っている人は
要注意です。
彼はクラスで一番人気がある
クラスなのか?
学年なのか?
学校なのか?
全国なのか?
説明しないとわかりません。
これは今まで観た中で一番面白かった映画です。
日本語で「一番面白かった」
といえば「今までの中で」
ということが伝わります。
が、しかし!
英語では省略しません。
英語も基本的には
不要な部分は省略する言語ですが、
日本語とは省略するポイントが
違うので注意が必要です。
上の映画の文章では、
[今までで一番]でしたが、
[今年一番]かもしれませんし
[洋画で一番]かもしれません。
このように、いろんなパターンがある場合、
英語では省略しないことが多いです。
友達との会話程度では
その都度の判断になります。
このようなことから、
特に英語初心者で
ネット翻訳を使っている人は
日本語の文章作成に注意が必要です。
This was the most interesting movie.
これは一番面白かった映画です。
このような感じで
翻訳されることが多いです。
ものすごくよくできた翻訳機だと
空気を読んで後ろに[I’ve ever seen]を
付けてくれることがありますが、
日本文の作り方に注意が必要です。
また、[時制]のページでも
紹介していますが、
[is]と[was]の違いです。
こちらも翻訳機では正確にでません。
過去の話なのか?
現在の話なのか?
本人が時制を把握して
使う必要があります。
in、of、forで限定
前置詞を使って
最上級の範囲を限定します。
彼はクラスで一番人気がある
私は兄弟で一番年上です。
我々にとって一番都合がいい。
everを付けて限定
[かつて][これまで][今までで]
のような限定もあります。
今までで一番面白い映画を見ました。
となります。
後ろに[I’ve ever seen]を付けてますが、
もっと省略して
[ever]だけにすることも多いです。
今までで一番面白い映画を見ました。
[I]が主語なので、
後で再度[I]を登場させることもありません。
このように
最上級とeverの組み合わせは
多用されます。
それ以外で限定
in、of、for、everなどの
前置詞、副詞以外の限定を紹介します。
彼は私が会った人の中で最も興味深い人です。
この文は「I have met(出会った人)」
の中でという限定です。
引越するには一番いい季節です。
旅行するには一番いい季節です。
何に対してのベストなのかを
後の名詞で限定しています。
このような[TO不定詞]でも
限定できます。
ちなみに、[best(最もよい)]は
[good(よい)]の不規則変化な最上級です。
good (原級)
better (比較級)
best (最上級)
最上級でtheを省略するパターン
英語の最上級の基本は
以下のようなパターンです。
- the + 最上級 + 名詞
[名詞]を省略するパターンは
既に紹介していますが、
[the]を省略することもあります。
では、どのようなときに
[the]を省略するのか?
英語初心者が覚えるのは
下記の2つです。
- 所有代名詞を使う
- 副詞の最上級
以下で、それぞれ具体的に紹介します。
所有代名詞を使うケース
最も一般的なのは
[the]の代わりに[所有代名詞]を
使うケースです。
所有代名詞は
[my][your][her][his]
といった単語です。
この絵は彼のこれまでの最高傑作です。
最上級に関わらず、
この所有代名詞は[a][the]の
代わりに使います。
つまり、[a][the]と
所有代名詞は一緒に使いません。
a his work(✕)
the his work(✕)
his work(〇)
a work(〇)
the work(〇)
副詞の最上級のケース
他にも例えば[副詞]の場合は
theを省略できると言われています。
She eats lunch most slowly in her class.
彼女はクラスで一番ゆっくり昼食を食べる。
彼はクラスで一番早く泳ぐことができる
eats(食べる)most slowly(最もゆっくり)
swim(泳ぐ)fastest(最も早く)
このように動詞を修飾する副詞は
theを付けないことが多いです。
これが下記のような文章の場合!
彼はクラスで一番早く泳ぐ生徒です。
このように
swimmer(泳ぐ人)という
名詞を修飾する場合は
[the]を付けます。
ちなみに、この場合の
fastの品詞は形容詞として
使われていると思われます。
まとめ
今回は比較表現の中の
最上級を紹介しました。
最上級は以下のようなことを
あらわすときに使います。
- 3つ以上を比べる
最上級は以下のような
日本語訳が基本になります。
- ~の中で最も○○
次回は比較の中でも
[受動態]を紹介します。