副詞の使い方
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こんにちは。
四流外資系社員の
安田トーシローです。

このサイトでは、英語苦手歴20年の筆者が
上級者では気づけない英語のポイントを
ド素人目線でわかりやすく紹介します。


副詞って
どう使うの…
いつ使うの?
何に使うの?
っていうか副詞ってどれ!?

 

という英語初心者向けに!
わかりやすく紹介します。
 

I especially like this candy.
特にこのお菓子は好きです。

この[especially(特に)]が副詞です。
 

この場合は、
無くても意味が通じますが、
無いと意味不明になる副詞もあります。
 

汎用性がある分、
しっかりと使い方を
知っておくのがよろしいかと
思います。
 

ここでは副詞の用法を
詳しく紹介します。
 

英語の副詞の使い方

名詞や動詞はなんとなく分かるけど
副詞って何?という人も多いかもしれません。


英語の副詞は
名詞以外のいろいろなものを
修飾します。

 

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ちなみに、
形容詞は名詞を修飾します。

副詞を使うことで
意味を詳しく説明することが
可能になります。
 

副詞の使い方

  1. 動詞を修飾する
  2. 文章全体を修飾する
  3. 形容詞を修飾する
  4. 別の副詞を修飾する

このように副詞には[動詞]または
[文全体]、[形容詞]などを修飾します。


名詞を修飾するのは形容詞ですが、
名詞以外を修飾するのが副詞です。

 

具体的な例文を含めて
以下で紹介していきます。
 

使い方1/動詞を修飾

英語の副詞の使い方の1つは
[動詞を修飾する]ということです。
 

The car suddenly started to drive.
その車は突然走り出した。

上記例文では、
startという動詞を修飾しています。
 

使い方2/文章全体を修飾する

英語の副詞の使い方の1つは
[文章全体を修飾する]ということです。
 

Suddenly the car started to drive.
その車は突然走り出した。

上記例文では、
[the car started to drive]
という文全体を修飾しています。
 

Suddenly, it began to rain.
突然、雨が降ってきた。

Suddenlyという副詞を
カンマで区切って独立して使っています。
 

使い方3/形容詞を修飾する

英語の副詞の使い方の1つは
[形容詞を修飾する]ということです。
 

That’s entirely true.
まったくその通りです。

上記例文では、
[true]という形容詞を
修飾しています。
 

使い方4/別の副詞を修飾する

英語の副詞の使い方の1つは
[別の副詞]ということです。
 

I eat very slowly.
私はとてもゆっくり食べる。

上記例文では、
副詞[very]が副詞[slowly]
を修飾しています。
 

ちなみに、[very]には
[限定用法の形容詞]という
使い方もあります。
 

限定用法の形容詞とは
名詞を修飾します。
 

a very genius
まさしく天才

このように名詞を修飾する
形容詞になると[まさしく]
といった意味になります。
 

英語の副詞の位置

副詞は様々な場所に置けますが、
基本的な位置は以下の通りです。
 

副詞の位置

  1. 文の先頭
  2. 動詞の前
  3. 文の最後

この3つが基本です。
 

【文の先頭に置く】
Especially I like this candy.
特にこのお菓子は好きです。
【動詞の前に置く】
I especially like this candy.
特にこのお菓子は好きです。
【文の最後に置く】
I like this candy especially.
特にこのお菓子は好きです。

あくまでもニュアンス的なことですが、
文中に入れる(動詞の前に置く)と
表現が少し弱まり、
文の先頭に置くと強くなります。
 

また、基本的には、
英語初心者が文中で副詞を使う場合、
主語と動詞の間に置くのが無難です。
 

[主語 + 副詞 + 動詞]
 

【△】I need to carefully consider the dates.
【〇】I carefully need to consider the dates.
【〇】I need to consider the dates carefully.
【〇】Carefully I need to consider the dates.
日程を慎重に検討する必要があります。

「慎重に考える」という
日本語訳からすると、
[consider(考える)]の前に
[carefully(慎重に)]を置いて
「慎重に考える」と
したくなります。
 

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しかし!

主語と動詞の間か
または文章の前か後に
置くのが無難です。
 

文法的に通っても、ネイティブが、
あまり使わない表現になる
可能性があります。
 

英語の副詞は接続詞ではありません

日本語では副詞と接続詞が
あいまいなので、英語で苦労します。
 

下記では[that]と[because]
という接続詞を使っています。
 

He bought the cake that he had reserved.
彼は予約していたケーキを買った
I didn’t go out because it started raining.
雨が降ってきたので外出しなかった。

接続詞は文と文を接続できるので
上記のように真ん中に置くことが可能です。
 

文と文を繋ぐということは、例えば
[主語 + 動詞] 接続詞 [主語 + 動詞]
このような形になっています。
 

一方、


副詞は、文と文を繋ぐことがきでません。

【×】It started raining therefore I didn’t go out.
雨が降ってきたので外出しなかった。
【〇】It started raining. Therefore I didn’t go out.
雨が降ってきたので外出しなかった。

thereforeは副詞なので、
前の文を一旦区切らないと使えません。
 

接続しているのではなく
後の文章の[I didn’t go out]全体を
修飾しています。
 

このように2つの文章
[It started raining]
[I didn’t go out]
を繋ぐことはできません。
 

英語の副詞一覧

副詞は他の品詞と違って
単語の語尾に[ly]が付くので
判断しやすいと思います。
 

反対に[ly]が付かない副詞は、
特徴がないものが多いです。
 

よく使う副詞と、
固い表現・柔らかい表現の副詞を
紹介します。
 

よく使う副詞一覧

ここに記載されている副詞は、
他に前置詞や形容詞で使うこともあります。

副詞 意味
after あとに
before 前に
soon すぐ
up 上に
down 下に
above 上に
below 下に
here ここに
there そこに
far 遠くに
near 近く
right 正しく
wrong 悪く、間違って
quickly 速く
slowly ゆっくり、遅く
now
then その時
tomorrow 明日
today 今日
always いつでも
never (決して)ない
early 早く
late 遅く
already すでに
yet まだ
daily 毎日
weekly 毎週
monthly 毎月
yearly 毎年
completely 完全に(完璧に)
entirely 完全に
wholly 完全に
almost ほとんど
usually いつも
seldom めったに~ない
rarely めったに~ない
hardly ほとんど~ない
scarcely ほとんど~ない
nowhere どこにも…ない
sometimes 時々
somewhere どこかに
anytime いつでも
anywhere どこへでも
actually 実は、本当に
obviously 明らかに
seriously まじめに、ひどく
unfortunately 不運にも
badly ひどく
carefully 注意深く
easily 容易に
well よく、上手に
fast 速く、しっかり、どしどし
equally 等しく
however しかしながら
too ~もまた
often しばしば
yet [否定文]まだ、[疑問文]もう

なるべく副詞のみの機能をもつ単語を
記載しました(例外は多々あります)。
 

よく見かける副詞の中には、
形容詞の機能を持つ併せ持つ単語も
多くあるので使っている場所に要注意です。
 

固い表現・柔らかい表現の副詞一覧

英語初心者が英文を考えるとき
翻訳サイトを利用することが
多いと思います。
 

翻訳サイトは事情を考慮してくれないので、
たまに適切ではない英文を
提示することがあります。
 

その1つが固い表現の副詞です。
 

固い表現の副詞一覧

単語 意味
therefore それゆえ
hence それゆえ
thus このように
thereby それによって

このような副詞は固い表現です。
 

それゆえ・・・


余程、堅苦しい文章でない限り
[so]や[becouse]で代用した方がいいです。

固い表現を柔らかくする副詞一覧

単語 意味
so それで
becouse ~なので

ビジネスでの正式な文章では
therefore(そえゆえ)などを
使っても大丈夫ですが、
ちょっとしたEメールくらいなら
[so]や[becouse]の使用を
考慮した方がいいかもしれません。
 

この2つはビジネスで使っても
問題ないうえ、固すぎない文章になるので
非常に便利です。
 

【〇】It started raining. Therefore I didn’t go out.
雨が降ってきた。それゆえ外出しなかった。

こんな文章を英語圏の友達に
メールで送ったら、かなり固いです。
 

「それゆえ」って…
 

このため、[so]を使います。
 

It started raining. So I didn’t go out.
It started raining, so I didn’t go out.
雨が降ってきたので外出しなかった。

[,(カンマ)][.(ピリオド)]
どちらでも使えます。
 

カンマを使うなら[,]の後の
[so]の[s]は小文字になります。
 

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ちなみに!


soは接続詞と副詞の
両方の使い方ができます。

We walk faster so we will catch the train.
早く歩けば、電車に間に合う。

このように前後の文を接続可能です。
 

副詞がないと意味が完成しないケース

英語初心者は、副詞が無くても
意味が通じると思いがちですが、
無いと意味が通じないこともあります。
 

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例文を紹介します。

副詞がないと意味不明の例

例えばOFFという副詞があります。
 

He has a day off.
彼は休みです。

この場合、offがあるから
[休み]という文章になります。
 

offがないと
[彼は一日あります]という意味になり、
全く意味不明です。
 

副詞がないと意味が変わる例

下記の文は、副詞がないと
意味が変わってしまう文です。
 

We will deal with it accordingly.
それに合わせて対応します。
We will deal with it.
私たちはそれに対処します。
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この2つは似ていますが、
実際の意味が微妙に違います。

[accordingly(それに従って)]
という副詞があって始めて
意味が完成しています。
 

まとめ

今回は、副詞を
紹介しました。


英語の副詞は
名詞以外のいろいろなものを
修飾します。

副詞は主に下記4つを
修飾する品詞です。
 

副詞の使い方

  1. 動詞を修飾する
  2. 文章全体を修飾する
  3. 形容詞を修飾する
  4. 別の副詞を修飾する

また、副詞を置く位置は
いろいろありますが、
主に下記の3つです。
 

副詞の位置

  1. 文の先頭
  2. 動詞の前
  3. 文の最後

副詞は単語によっては
接続詞や形容詞などの意味を
あわせ持つ単語もあります。
 

このため、一語づつ辞書で
調べることをおすすめします。
 

次回は、否定notを
紹介します。