inの基本イメージ
hiro8

こんにちは。
四流外資系社員の
安田トーシローです。

このサイトでは、英語苦手歴20年の筆者が
上級者では気づけない英語のポイントを
ド素人目線でわかりやすく紹介します。


前置詞inの基本イメージは
[(空間の)内部]です。

 

基本はこれだけです。
 

toshiro19

えっ!
inは「~の中」だろ!?

と思うかもしれません・・・
日本語訳にすると[~の中]になりますが
それで覚えると間違います。
 

【✕】in the train
【〇】on the train
電車の中

電車のように歩ける空間の場合は
[接触]をあらわすonを使い、
電車の床に接触していることを意味します。
 

inは[空間内部]なので、電車の中で
映画ミッションインポッシブルのように
床に接触せず、頑張って浮いているなら
in the trainで大丈夫だと思います。
 

hiro12

とはいえ・・・

in the car
車の中

車のように囲まれた空間
というイメージがある場合は、
inを使います。
 

というわけで、
ここでは前置詞[in]について
詳しく紹介します。
 

英語の前置詞inの基本イメージ

英語の前置詞inは
中学の英語で習う簡単な単語です。
 

ところが日本人の英語初心者は
全く理解できていないことが多いです。
 

inの基本的な意味から確認します。
 

前置詞inの基本イメージ

  1. (空間の)内部

これ1つです。


訳では「~の中」となりますが、
内部にいることを指しています。

inは様々なものの内部をあらわせます。


[in the box(箱の中に)]のような
四方八方が囲まれた空間の中や、
[in the city(街の中に)]のような
明確に囲まれていない場合もあります。

この内部空間のことです。
 

訳は様々なケースがあり、
全てのパターンの訳し方を覚えるのは
効率的ではありません。
 

とはいえ、inが使われる場面として
下記のようなケースがあります。
 

前置詞inを使うケース

  1. 空間内部
  2. 年・月
  3. 範囲
  4. 限定
  5. 道具
  6. 着用

これだと意味不明だと思いますので
それぞれ例文で紹介します。
 

英語の前置詞inの例文

前置詞inの具体的な例文を含めて
以下で紹介していきます。
 

英語初心者はonよりinの方が
理解しやすい思います。
 

in:空間内部/場所の内部

「どこどこに居る」という場合は
[in]を使います。
 

He lives in Japan.
彼は日本に住んでいる。

大阪やアメリカなど場所に居る
というのはinを使います。
 

She got in the car.
彼女は車に乗った。

車のような空間をイメージできる
比較的狭いスペースはinを使います。
 

hiro8

同じ乗り物でもバスや電車のような
中で歩くことができるような乗り物は
onを使います。

She got on the bus
彼女はバスに乗った

[in]だとバスの中の空間に
フワフワ浮かんでいるイメージになります。
 

英語の感覚では、
バスや電車は床の上に接しているイメージ
になるようで[on]を使います。
 

in:空間内部/状況・状態の内部

状態や状況の中にいるケースで
[in]が使われます。
 

in a hurry
急いで

ある急いだ状況の壁という囲まれた内部にいる
というイメージです。
 

I am in love with this song.
この曲に惚れ込んでいます。

これもloveという状況の内部にいます。
 

in:空間内部/東西南北

inは空間の内部を指しますが、
方向をあらわす場合も使います。
 

The bandits heard a rumor that there was a treasure in the east.
盗賊は東の方に財宝があるという噂を聞いた。
Go in that direction.
その方向に行け

このような東西南北や方向はinを使います。

東西南北の場合は、
東や西という空間の内部という
感覚があると思われます。

普通に方向を指す場合は
[to]や[toword]や[into]を使います。
 

He went to work.
彼は仕事に行った。
He went toward the cave.
彼は洞窟の方に行った。
He went into the cave.
彼は洞窟の中に入った。

in:空間内部/~中

これも上記で紹介した[状況・状態の内部]ですが、
説明が必要なので独立させました。
 

That project is in progress.
そのプロジェクトは進行中です。
He fell asleep in class.
彼は授業中に居眠りしていた。

[in progress(進行中)]
[in class(授業中)]
のように[~中]と訳しています。
 

[on]を学んだ人からすると
[~中]は[on]では???と思うはずです。
 

[on a diet(ダイエット中)]
[on sale(販売中)]
のような語句です。
 

が、しかし!
英語ではこの表現になります。
 

言語の場合は、
理由よりも言い慣れているかどうか
の方が強いです。
 

ニュアンス的に「~中」の内容が
見えにくい場合は[in]を使うという
考えもあるようですが、確実な話ではありません。
 

inだと囲まれてる内部に入っているので
見えにくいということだと思います。
 

[ダイエット(diet)]は見てわかりますが
[進行状況(progress)]は分かりにくい…。
 

とはいえ、共通認識としては
みんながinを使うから使っている
ということが多いです。
 

toshiro19

覚えるしかありません!

He’s in worship.
彼は礼拝中です。

この場合は、
[礼拝という状態の内部]にいるから
[礼拝中]になるので
[in]の基本を知っていれば理解できます。
 

なお、絶対に[on]を使わないわけではなく、
使っても別の意味になることが多いです。
 

Data on progress
進捗状況のデータ

in progressで[進行中]
on progressで[進捗に関して]
 

onの基本イメージは[接触]なので
[進捗]という状況に接触してるので
[進捗に関して(接して)]となります。
 

文全体が不明なので言いきれませんが
このように訳すことが多いはずです。
 

in:年・月

inの後に時間をあらわす単語と共に使います。
 

in 2010
2010年に
in February
2月に
in summer
夏に
in the morning

[朝という時間帯の中]
という感じですが、
特定の朝だと変わります。
 

on Monday morning
月曜の朝

日と曜日は[on]を使います。
 

on February 2
2月2日に

特定の日になるとonを使います。
 

I quit smoking in my thirties.
30代にタバコをやめました。

inとthirtiesの間に所有格のmyが
入るところは要注意です。
 

in my youth
若いころ

年や月のように
範囲がある期間はinを使い、
日や曜日はonを使います。
 

in:年・月(2)

ここでも時間のinを紹介しますが、
[~後][~たてば][のうちに][の間]
というケースで使います。
 

I’m moving in a few days.
二、三日後に引っ越します。
I’m moving in three months.
3カ月後に引っ越します。
It will arrive at the terminal in 30 minutes.
30分後にターミナルに到着します。

上記例文はいずれも「以内」と
訳してしまいそうですが、
[~後][~たてば][のうちに][の間]
というニュアンスになります。
 

日本語訳では「以内」でも
間違いではないケースもあります。
 

辞典weblioでは[米口語ではしばしば
withinと同義に用いる]と書かれています。
 

ただし、基本的には、
例えば[in three months(3カ月で)]は
[以内]とも[以上]とも言っていないうえ、
[3カ月という空間の内部]で
というスタンスになります。
 

その結果、[3カ月で][3カ月後][3カ月たてば]
のような訳になります。
 

I haven’t worked out in two years.
私は2年間筋トレをしていない。

ここでは[in two years]で[2年の間]
という訳になっています。
 

完了形で期間をあらわすのに[for]を使いますが、
[in]を使うこともあります。
 

当然、[for]でも文法的に合っていますが、
ニュアンスが違います。
 

I haven’t worked out for two years.
私は2年間筋トレをしていない。

[for two years]の文は
[2年という空間の中で(一度も)筋トレしていない]
 

[for two years]の文は
[2年の間ずっと筋トレしていない]
というニュアンスになります。
 

このため、下記ような表現もあります。
 

I have worked out only once in two years.
2年で1度しか運動していません。

このように[期間の中で何回か]を
あらわすときに[in]を使うことがあります。
 

[for two years]は[2年間ずっと]なので
[×2年間ずっと1回]というおかしな文になるため
ここでは使えません。
 

下記のような表現もあります。
 

Once in 2 days
2日に1回

in:範囲・限定

すぐ上で紹介したことと
説明がダブリますが、
[2日に1回]は2日という範囲に
限定されています。
 

Once in 2 days
2日に1回

inの基本は[空間の内部]なので
説明はダブルことが多くなります。
 

空間内部ということから
範囲が限定されるという方向に発展します。
 

These clothes differ in size.
これらの服はサイズが異なります。

[サイズという範囲の中で]
というニュアンスです。
 

ということは、
サイズ以外のデザインや色などは
同じかもしれません。
 

inという空間の内部は
範囲が限定されています。
 

These clothes come in different sizes.
これらの服にはサイズ違いがあります。

[come in]をイディオムで覚えている人は
[入る]という日本語だな?
と思ってしまうかもしれませんが、
それだとこの文章は訳せません。
 

I’m interested in music.
音楽に興味があります。

音楽という空間の内部に
範囲を限定して興味があるということです。
 

1 meter in length
長さ1メートル

英語初心者が自分から話す場合は
[1 meter length]でよいと思いますが、
[1 meter in length]のように
inを付けるケースがあります。
 

I had a tea field in sight.
I came into view of a tea field.
私はお茶畑が視界に入った

in:道具

これは[空間の内部]や[範囲・限定]で
説明がつきますが、あえて単独で
紹介しています。
 

write in pencil
write with a pencil
鉛筆で書く

[鉛筆の中で書く]のではなく
鉛筆という範囲に限定して書く
ということです。
 

[in pencil]には[a]や[the]の冠詞がありません。

[鉛筆で書く空間内部で]
[鉛筆という範囲で]
[鉛筆という世界で]
みたいな感じで、
目の前に置かれた一本の鉛筆
という意味ではなくなります。
 

まるで白黒写真のような絵があり、
「えっ!これ鉛筆で書いたの?」
みたいなときのニュアンスが
分かりやすいかと思われます。
 

[with a pencil]は、
[(具体的な一本の)鉛筆を使って]になり
[a]などの冠詞が必要になります。
 

hiro9

とても分かりにくいですが
覚えるしかありません…。

write in English
英語で書く

これも鉛筆と同様で、
[英語という範囲に限定した中で…]
のような考え方になります。
 

I drew a picture in oils.
私は油絵で絵を描きました。

やはりoilsには冠詞は付きません。
 

[道具]というと[on]にも
同様の機能があります。
 

I drew a picture on the computer.
私はコンピューターで絵を描きました。

onは[a、an]か[the]の冠詞が付きます。
 

[on]なのでパソコンに接触して
というニュアンスになります。
 

I watched the movie on TV.
私はその映画をテレビで見た。

[on TV]はテレビで見たと言いたいだけなので
冠詞はありません。
 

[特定のそのテレビで見た]は[on the TV]です。


[TV]や[パソコン]は
[on]接触

[鉛筆]や[英語]や[油絵]は
[in]空間内部、範囲

どの前置詞を使うのか、
厳密に追及するより慣れるのが一番です。
 

in:着用

[in]の中でも難しいのが着用のinです。
 

A man in blue came here.
青い服を着た男性がこちらに来た

[a man in blue]で[青い服を着た男性]
という意味をあらわします。
 

服という単語は出てきませんが、
[in blue]で青い空間の内部に
どっぷりつかっているということで
[青い服を着た]となります。
 

a man in blue tie
青いネクタイの男性

男性が青いネクタイの中に入っている
というわけではなく、
着用しているということです。
 

a men in Jeans
ジーンズを着た男性

男性がシーンズの中に入っている
ということでも意味は通りそうですが、
着用しているということです。
 

英語の前置詞inはイディオムで覚える

イディオムで覚える場合、
日本語に訳すのが難しいイディオムを
覚えるようにするとよいです。
 

基本のニュアンスを知っていれば
意味が想像できるものは
無視してよいと思います。
 

in advance:前もって、あらかじめ

advanceは[進める]という動詞ですが
名詞で[前進]という意味になります。
 

前進という状況の内部にいる
ということで[前もって]になります。
 

I brought my umbrella in advance.
私は前もって傘を持ってきた

このような使い方もありますが、
外資系企業では下記のよう文章を
メール文で多用するかもしれません。
 

Thank you in advance.
よろしくお願いします。

相手に作業をお願いするときに先に感謝します。

in a circle:輪になって、円形に

英語初心者は、
[in a circle]を[円の中]と
訳してしまいがちですが違います。
 

Let’s dance in a circle.
輪になって踊ろう

[in]の基本は[空間の内部]なので
円形の空間を意識する必要があります。
 

in a circleでは、
[円形の空間を形どって]的な感じになり、
結果として[輪になって]という訳になります。
 

人々が円の形に並んで踊るという意味です。
 

ちなみに、球や円柱は下記の単語です。
 

球(sphere)
玉(ball)
円柱(cylinder)
 

A spherical object was flying.
球状の物体が飛んでいた。

日本語だと円と球が
ごちゃまぜになるときがありますが
英語の円は輪です。
 

in a line:1列に

[線の中]と訳してしまいたくなりますが、
それだと下記例文の意味が成立しません。
 

Ants are moving in a line.
蟻が一列に並んで移動している。

[線の空間の内部]に蟻がいるイメージで
蟻が並んでいる様子をあらわしています。
 

ちなみに、
日本語の[線の中]は[線の内側]の意味なので
[Inside the line]になります。
 

この場合、特定の線を指すので
[a]ではなく[the]を使っています。
 

Please wait inside the line.
列の内側でお待ちください。

その他のイディオム

上記以外にも、
覚えておいた方がよさそうな
イディオムがあるので紹介します。
 

イディオム 意味
be versed in に精通している
consist in ~にある、~に存在する
give in (to) (~に)屈する
in addition (to) (~に)加えて
in a word 要するに、ひとことで
in need 困ったときに、必要なときに
in charge of ~の担当の
in case of ~の場合は
in person 本人
in front of ~の前で
in fact 実は、実際は
in practice 実際上 (practice: 実践)
in time 間に合って
in no time すぐに
in spite of にもかかわらず
in terms of ~の点から、~の立場で
in vain 無駄に、むなしく (vain: 無駄な、無益な)
keep in touch 連絡を取り合う
set in 始まる (≒ある状態に置かれる)
in a while ときどき、たまには (while: しばらくの間)
major in ~を専攻する
persist in 固執する

英語の前置詞inとinsideとintoの違い

inとよく似た単語がinsideです。


inは[空間の内部に]という意味で使用され、
箱の内部のような壁がある空間でも、
街の内部のような壁がない空間でも可です。

[in May(5月に)]
[in 2022(2022年に)]
のような物理的な空間以外にも使います。
 

これに対して!


insideはハッキリと区切りがある[内側に]です。

「ドアの内側」「線の内側」などの
内側か外側かを指し示すときに使い、
空間は関係ありません。
 

また!


intoは[in(中)] + [to(~へ)]で、
その方向への動作を伴います。

  1. in(内部)※空間の内部、物理的な壁は関係なし
  2. inside(内側)※明確な対象の内側
  3. into(中に)※中に向かう動作を伴う

以下で例文を記載します。
 

inについて
 

Please wait in the room.
部屋の中でお待ちください。

[~の中に]という日本語訳になりますが、
[空間内部に]という感じの単語です。
bsp;

insideについて
 

ドアの内側でお待ちください。
Please wait inside the door.

ドアに対して内側か?外側か?
というケースで使います。
 

何かの区切りの内側ですが、
日本語訳では必ずしも[側]を使わず
[中に][中で]などinと同じになります。
 

ということで!


日本語から英訳する場合は
空間の内部のことなのか
何かの内側のことなのか
意識しないと間違えます。

intoについて
 

He went into the movie theater.
彼は映画館に入っていった

〇〇に行く
〇〇に来る
など動作を伴います。
 

英語の前置詞inはニュアンスも大事

前置詞は状況によって変わります。
 

I sat down in a chair.
私は椅子に座った。

椅子に背もたれがあって、
中に座っているようなタイプなら
inを使います。
 

inは椅子の空間内部に居る感じのときです。
 

hiro14

一方!

I sat on a stool.
私はスツールに座った。

スツールは背もたれのない
1人掛けの椅子です。
 

この場合は椅子の上に座ることになるので
inではなくonを使います。
 

stoolではなくchairの場合でも
上に乗ってるだけのような場合は
onを使います。


onの基本イメージは[接触]なので
体の一部が接してるだけ
のような椅子で使います。

このように状況によって違うので、
特に翻訳サイトを利用して英訳する場合は
注意が必要です。
 

英語の副詞inについて

inは前置詞のイメージが強いですが、
副詞というケースもあります。
 

前置詞と副詞の違いは
後ろに名詞がくるのが前置詞です。
 

【前置詞】on + 名詞
【副 詞】on + 名詞以外
 

名詞以外とは副詞、前置詞、動詞などです。


前置詞は名詞を修飾しますが
副詞は名詞以外を修飾します。

副詞onも基本イメージは[空間内部]です。
 

副詞inの翻訳の考え方

  1. 内部
  2. 到来

副詞in:内部

副詞の[in]でも前置詞同様に
[内部]が基本です。
 

Please come in.
どうぞ入ってください。
Come on in!
さあ入って!

まず、前置詞は後ろは名詞がくるので
基本的に前置詞で終わる文章はないため、
これが副詞だと察することができます。
 

※疑問詞・関係詞の文章では、
文法を無視して前置詞で終わるケースもあります。
 

また、inのあとにonが来ていますが、
前置詞の後ろは名詞がくるので、
onがくるということはinも副詞だと推測できます。
 

[on]の記事の[副詞on]のところで
紹介していますが、
[come on]で下記の意味があります。
 

come on
やってくる

[Come on in!]を直訳すると
[come(来る)on(こちらに)in(内部へ)]
という感じで人を招きいれるときの表現です。
 

この副詞onは[方向(先へ、こちらへ)]をあらわし、
onの使い方の中でも難しいタイプです。
 

onの記事を参考にしてみてください。
 

副詞in:家

副詞のinは単独で
建物の内部をあらわします。
 

Let’s eat in.
中で食べましょう。
家で食べましょう。
イートイン(店内)で食べましょう。

在宅、家などを意味しますが、
食べ物の場合は会話内容によっては
[店内]のイートインを意味することもあります。
 

She is in!
彼女は家です!
彼女は在宅です!

この反対は下記になります。
 

She is out.
彼女は外出中です。

会話の内容によって[in]や[out]が
オフィスのケースも考えられます。
 

副詞in:到来

副詞inで時期が到来することをあらわします。
 

The train is in now.
今、電車が入っています。

通常は、英語初心者なら
下記のような文を考えると思います。
 

The train has arrived.
The train has come.

果物など季節でもinを使います。
 

Watermelon season is in now.
今、スイカの季節です。

範囲の中に入ってくることから
[到来]という意味を出します。
 

英語の形容詞inについて

inには形容詞の機能もありますが、
あまり見かけません。
 

形容詞のinも基本イメージは
[(空間の)内部]です。


形容詞の限定用法として
使われています。

形容詞の限定用法とは
名詞を制限する使い方で、
[a cute puppy(かわいい子犬)]
のような形です。
 

ただの子犬ではなく、
かわいい(cute)子犬(puppy)というように
子犬を限定しています。


冠詞 + in + 名詞

 

hiro12

冠詞はa、an、theのことです。

形容詞in:内部

まずはinの基本からです。
 

形容詞のinも基本イメージは
[(空間の)内部]です。
 

an in patient
an inpatient
入院患者

そもそも[inpatient]でも
入院患者という意味の単語です。
 

形容詞in:流行

次は、ちょっと想像しにくいですが、
[流行]という意味のinです。
 

Black is the in color this winter.
この冬の流行色は黒です。

こんな文章、日本の翻訳機でも
出てこないかもしれません。
 

強いて言えば[状態中]のinの仲間でしょうか?
 

前置詞inを使ったイディオムで言うと、
[be in fashion]で[流行る]
というものがあります。
 

Turtleneck is in fashion this winter.
この冬はタートルネックが流行っている。

[fashion(流儀、流行)]という単語に、
[状態中]の前置詞inがついて[流行中]
になります。
 

hiro3

ビックリなことに、
[fashion]を省略しても
流行の意味をだせます。

Turtleneck is in.
タートルネックが流行っている。

 

まとめ

今回は、前置詞・副詞inについて
紹介しました。
 

inの基本的な意味は
以下の通りです。
 

前置詞inの基本イメージ

  1. (空間の)内部

inが使われる場面として
下記のようなケースがあります。
 

前置詞inを使うケース

  1. 空間内部
  2. 年・月
  3. 範囲
  4. 限定
  5. 道具
  6. 着用

日本語訳では「~の中」となりますが、
(空間の)内部にいることを指しています。
 

onは前置詞だけでなく
副詞onもあります。
 

副詞inの翻訳の考え方

  1. 内部
  2. 到来

次回は、atを
紹介します。