こんにちは。
四流外資系社員の
安田トーシローです。
このサイトでは、英語苦手歴20年の筆者が
上級者では気づけない英語のポイントを
ド素人目線でわかりやすく紹介します。
[from]は[~から]と訳せばいいんでしょ!
という英語初心者向けに!
わかりやすく紹介します。
私は荷物を東京から沖縄へ送りました。
結果的に[~から]と訳せますが
それだと応用が利きません。
彼は脳卒中で亡くなった。
これだと[から]と訳せません。
というわけで、
ここでは前置詞[from]について
詳しく紹介します。
目次
英語の前置詞fromの基本
英語の前置詞fromは
中学の英語で習う簡単な単語です。
ところが日本人の英語初心者は
全く理解できていないことが多いです。
fromの基本的な意味から確認します。
- 起点(~離れて)
これ1つです。
起点ですが、
[起点となるところから離れている]
というところまでが基本イメージです。
このため日本語訳では「~から」
となることが多いです。
[from Tokyo]なら
[東京から]という訳になりますが、
[東京を起点としてそこから…]
というイメージになります。
翻訳の考え方は
下記の内容が参考になると思います。
- 起点
- 分離
- 原因
それでは1つ1つ例文を交えて
紹介していきます。
英語の前置詞fromの例文
具体的な例文を含めて
以下で紹介していきます。
[from]は細かく使い方を分類すると
いろいろあります。
とはいえ、日本語にしてしまうと
[から]で訳せてしまうものが多いです。
from:起点
[from]は起点から離れることをあらわし、
場所や動作を起点とすることができます。
私は東京から来ました。
私は東京出身です。
話の前後関係によっては
出身を意味することもあります。
[東京という起点から離れて]
いることを意味します。
私は荷物を東京から沖縄へ送りました。
[from A to B]という形は
よく見かけると思います。
[Aを起点にそこから離れてtoまで到達]
が基本イメージです。
[to]には到達まで含んだ意味があります。
from:起点(2)
[from]の基本イメージは[起点]なので
「~から」で訳せることが多いですが、
必ずしも「から」にはなりません。
この椅子は木でできています。
無理やり「から」と訳せますが…。
[から]というより
木を[起点]としてそこから離れて作られている
というニュアンスです。
[from]の基本イメージは
[起点(から離れて)]です。
[from]は完全に離れた分離になります。
この場合、元が木であることが
分からないほど椅子が変わっている場合に
[from]を使います。
とても木でできているとは思えないほど
姿が変わっている場合に使えます。
次に[from]を[of]に置き換えた文書を紹介します。
この椅子は木でできています。
日本語訳では同じになりますが
ニュアンスが異なります。
ofは[くっついた分離][所属分離]なので、
完全には独立していません。
木から分離していますが
木の影響を引きずっています。
椅子が木でできていることが
目で見て判断できる場合に[of]を使います。
from:起点(3)
[from]は起点から離れることをあらわし、
時間を起点とすることができます。
この店は9:00~17:00まで営業しています。
このように[from]のあとに
時間を置くことができます。
私は月曜日から金曜日まで働いています。
[月曜日を起点としてそこから金曜日まで]
という意味になります。
from:分離
[from]の基本イメージは[起点]です。
これは[起点から離れて]
というニュアンスになります。
[起点]よりも[分離]のニュアンスが
強くなった使い方もあります。
彼は骨董品に触れるのを控えた。
[骨董品に触れる]ことを起点として
そこから離れて…という感じになります。
5から3をとると2が残る。
結果的に[から]で訳せますが、
このfromは[起点]より[分離]の
意味合いが強いです。
from:原因
次は[of]のページでも記載した内容になります。
彼は脳卒中で亡くなった。
[from]のイメージは
[起点(から離れて)]です。
脳卒中という起点から
離れて死んでいます。
これはどういうことかというと
[間接的な原因で死んだ]
ということになります。
間接的なので[from]の後に
病名がくることは少ないです。
脳卒中から合併症を引き起こして…
のような間接的な場合だけです。
一般的には
下記のような感じが多いです。
彼はタバコが原因で亡くなった。
タバコが関節的な原因で
直接の原因は肺がんのような場合です。
ただし、
間接かどうかはあいまいです。
仮に車に跳ねられた場合、
それが直接の原因なのか、
跳ねられたとき打ちどころが悪かったのか
出血多量が原因なのか
正確には不明です。
最終的には、言語は使う本人の
ニュアンスになります。
[from]ではなく[of]を使って
同じ文章を作成できます。
彼は脳卒中で亡くなった。
この場合の[of]は、
[直接の原因]と言われています。
[of]の基本イメージは[分離]ですが、
中途半端な[分離]で関係性を保っており、
[所属]という意味もあります。
[died of a stroke]は[a stroke(脳卒中)]
という病に[所属]してしまったことが[原因]で
死んだと考えると理解しやすいと思います。
英語の前置詞fromはイディオムで覚える
イディオムで覚える場合、
日本語に訳すのが難しいイディオムを
覚えるようにするとよいです。
基本のニュアンスを知っていれば
意味が想像できるものは
無視してよいと思います。
イディオム | 意味 |
---|---|
from now on | 今後は |
as from | ~より(ある日付または時刻以降) |
from time to time | ときどき |
まとめ
今回は、前置詞fromについて
紹介しました。
fromの基本的なイメージは
以下の通りです。
- 起点(~離れて)
fromの翻訳の考え方は以下の通りです。
- 起点
- 分離
- 原因
[起点(から離れて)]が
基本イメージになります。
次回は、toを
紹介します。